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2024.04.28

ニコンとREDの協業がキヤノンRFマウントをどう変えるか | Release #130

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cover image by たびこねっと

最近、映画業界ではニコンによるRED Cinemaの買収が大きなニュースになっています。この買収により、業界の競争構図が変化する可能性があり、各カメラメーカーの動きも注目されています。特に、キヤノンのRFマウントとの関係性が焦点となっています。

ニコンの買収に対するキヤノンの戦略的対応

ニコンがRED Cinemaを買収したことを前に、キヤノンは業界における自社の立ち位置を再確認しています。その例として、キヤノンは自社のRFマウントのライセンス契約を第三者のレンズメーカーと行うなどの発表が目に留まります。

これまでキヤノンは映像業界で強い存在感を持ち、同領域における卓越性が顕著でした。EFマウントのDSLRやRFマウントのミラーレスカメラは、映像のアマチュアからプロまで幅広い支持を得ていました。例えば、〈EOS R5C〉は写真志向の〈EOS R〉とシネマ専用カメラとのギャップを埋める魅力的なオプションとして高い評価を受けていました。

このように、RFマウントはEFマウントの大口径特性を継承しつつ、背焦点距離が短いため、より小型で高性能なカメラやレンズの開発を可能にします。

キヤノンの次なる一手

映像撮影におけるキヤノンの主な競合相手は長年にわたりソニーでしたが、ニコンがREDと結び付けられることで競争は一段と激化する見通しです。しかし、今回の件に関して、キヤノンからの公式な発表は特にない模様です。

キヤノンは引き続きバリエーション豊かな光学レンズの提供や自社製センサーとビデオエンジンの組み合わせにより、高画質・高信頼性を持つカメラを提供、ハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーとの協働により、さまざまなシーンに対応する製品を開発する予定です。