キヤノンはRFマウントのライセンス開放に消極的だとされてきました。しかし、2024年4月23日、レンズメーカーのシグマとタムロンが、キヤノンのRFマウントに対応したレンズを発売すると発表しました。なお、キヤノンからの具体的なアナウンスはまだありません。しかしこの動きは、これまでキヤノンが独自開発していたRFマウントレンズ市場に、新たな選択肢を提供することになります。
レンズ市場に新風を吹き込む、サードパーティー製レンズの参入
シグマからは、広角から中望遠までカバーする6本のレンズが、タムロンからは超広角レンズ1本がリリースされる予定です。これらのレンズはすべてAPS-Cフォーマットに対応し、多様な撮影ニーズに応えることを目指しています。
両レンズは、高速オートフォーカス(AF)、連続オートフォーカス(AF-C)、カメラ内収差補正、およびカメラ内手ブレ補正をサポートするための最新の技術を導入しています。
これらの機能は、最新レンズに対する市場の要求を表していると言えます。また、最新カメラとの互換性を保ちながら、ユーザーに優れた撮影体験を提供する目的があると予測されます。価格だけでなく、性能も重視するフォトグラファーのニーズに合わせて、これらの先進技術がレンズに組み込まれています。
多様化するレンズの選択肢
キヤノンがRFマウントをサードパーティーメーカーに開放したことで、より多くのキャノンユーザーがレンズオプションを手に入れることができるようになることでしょう。また、新しいユーザーの流入も見込めます。
これは、キヤノンのRFマウントを使用するカメラユーザーにとって、新たな創造性を刺激し、撮影の可能性を広げるきっかけとなります。シグマのレンズは2024年7月から順次発売が予定されており、タムロンのレンズも同年内のリリースが予定されています。