
はじめに
『Don’t Think, Just Shoot!』は、cizucuが主宰する、クリエーターであれば誰でも応募できるグローバルなフォトコンテストです。cizucuのコンテストでは、応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘とコミュニティとしての支援を目的としています。
今回はをテーマに行ったコンテスト『Don’t Think, Just Shoot!』に投稿された作品の紹介と受賞作品の紹介をいたします。
作品紹介

Image by nobutanaka_
nobutanaka_
「逆光/カップル」
📷 Simple Use Film Camera
cizucu編集部
暗くてなかなか出口の見えづらい昨今ですが、何か道標のような強さと、包み込んでくれるような、どこか肯定してくれたような、勇敢で寛大な光を感じ取ることができました。

Image by fujikko
fujikko
「駆け寄ってくる君を 抱きしめたいけど 撮りたかったんだ」
📷 SONY | ILCE-7M3
cizucu編集部
少年と撮影者との、今まで共に過ごした時間から成る、二人の関係性が色濃く滲み出ており、この一枚は、何十年先もずっと二人の大事な思い出になることが想像できます。

Image by fujikko
fujikko
「子どもは本能で動いている」
📷 OLYMPUS CORPORATION | TG-6
cizucu編集部
時に、写真撮影においての成果物というものは重要ではなく、何かを観察したり、遭遇を待ったり、追いかけ回したりすることが意味を持つときもあります。 実はカメラを向けて”対象に向き合う”という行為自体がとても重要なことかもしれません。
受賞作品

Image by miho
miho
📷 OLYMPUS PEN EE
cizucu編集部
降り注ぐ光、生命体の影、男性の視線。頭上を通過する生命体はどこか暗示的で、男性の眼はこちらに何かを語りかけてくるようです。厳しい現実のような壮麗な幻想のような、境界が揺らぐ力強さを瞬間的に捉えた作品であったため、こちらを受賞作品として選定させていただきました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
Lomographyの掲げるタグラインを冠した本コンテストでは、構図や被写体の美しさよりも「その場、その瞬間」を捉えることに重心を置き、写真表現の原点に立ち返ることを目指しました。自分の中にしかない写真の良さを測るモノサシを、時たま磨いておくことで、写真の新たな面白さに気づくことができます。
これからもたまには、Don’t Think, Just Shoot! してみてくださいね!