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By cizucu ·

Cover photo by mizuno takao
『Liminal Space』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
今回のテーマは、〈人の気配が残る無人空間〉です。
リミナルスペース(Liminal Space)とは、廊下や階段、道路、ホテルなど、移動や通過の途中にあるような空間を指します。2019年頃にインターネット・ミームとして注目され、無人の場所が持つ不気味さや懐かしさを表す美学として広まりました。
人の姿が消えた空間には、現実から少しずれたような静けさが漂います。その「何かの途中」にある中途半端な感覚が、リミナルスペースの魅力です。
誰もいない廊下、閉店後の店内、朝を待つ駅のホーム。そこには人が写っていなくても、確かに誰かがいた気配が残っています。
当コンテストでは、不穏さだけでなく、懐かしさ、静けさ、寂しさ、心地よさの中にあるリミナルな感覚も歓迎します。コツは空間の広がりを意識すると強度が出るかと思います。とはいえ、あなたの自由な感性で撮られた作品をお送りください。

Photo by つばさ製作所
つばさ製作所
📷 PENTAX K-1 Mark II
cizucu編集部
無人の駅入口が、日常から切り離され、忘れ去られた劇場のようです。奥に明るい外の気配があるのに、手前の暗さとエスカレーターの下降口が、別の時間へ沈んでいく入口のようにも感じられます。人が通るための場所なのに誰もいないことで、都市の残像だけが残っているようでした。

Photo by Tsabu
Tsabu
cizucu編集部
光に満たされた部屋から、つい先ほどまで誰かがここで過ごしていたような余韻を感じます。机と椅子は整然と並んでいるのに、その配置の中に、会話の向きや身体の動き、席を立ったあとの気配が残っているようです。人の姿がないことで、かえってこの場所に積もっていた時間が静かに浮かび上がって見えました。

Photo by あお🐐
あお🐐
cizucu編集部
これだけ大きく開けた場所に人が一人もいないことで、現実の空間としての手触りが薄れて見えました。本来なら誰かの足音や作業の気配が響いていそうな場所なのに、ここでは建造物だけが静かに残されている。その不在の大きさに、都市の一部でありながら現実から切り離されたような不気味さを覚えました。

Photo by Yahiro Takahashi
Yahiro Takahashi
cizucu編集部
生活の痕跡が残る建物に、植物の生のエネルギーが入り込んでいます。扉や手すり、通路には人が使ってきた時間があり、その上を蔦がゆっくり覆っていく。人の営みが退いたあとも、別の生命だけが進み続けているようで、明るさの中に少し奇妙な余韻を感じました。

Photo by Kazuhiko Watanabe
Kazuhiko Watanabe
cizucu編集部
見慣れた公共空間のはずなのに、人の流れやざわめきが欠けていることで、場所の意味が少しずれて見えました。本来なら誰かが歩き、待ち、通り過ぎるための構造だけが、過剰なほど明るく残されている。その通常の文脈が抜け落ちた状態に、哀愁やそれに伴う心地よさ、さえ感じています。

Photo by mizuno takao
mizuno takao
cizucu編集部
オレンジの扉が均一な大きさで、規則的な間隔を保ちながら並ぶ光景に、人工的な反復の強さを感じました。その整然としたリズムの中で、右奥に置かれた自動車だけがわずかに秩序から外れているようです。そのイレギュラーが、空間全体に不思議な浮遊感を与えていました。
【開催期間】
2026年5月16日(土) 〜 2026年6月15日(月)
【受賞発表】
2026年6月26日(金)ごろ
【リワード】
cizucuが開催する「photo poster project」無料参加券(2名さま)
【応募方法】
・コンテスト『Liminal Space』を選択
・「応募規約に同意して投稿」をタップ
・投稿内容を選択して作品を応募
【審査基準】
(1) テーマ性:記載のミッションに沿っているか。
(2) 主題性:その写真の中で何を訴えたいか、撮影者の意図が伝わるか。
(3) 表現性:視点・構図・バランス・ピント・色などの表現力はあるか。
(4) 瞬間性:撮影対象のシャッターチャンス・タイミングをものにしているか。
(5) 独創性:撮影場所・被写体などに独自に工夫されたものであるか。