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takaomikimが語る | 日常をすくい上げるという感覚 | CONTAX T2 | Knowledge #465

By takaomikim ·

takaomikimが語る | 日常をすくい上げるという感覚 | CONTAX T2 | Knowledge #465

Cover photo by takaomikim

写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈CONTAX T2〉を愛用するtakaomikimさんが登場。

日常の中にひそむ一瞬を、どのようにすくい上げるのか。その問いに向き合うひとつの手がかりとして、〈CONTAX T2〉という存在を紐解いていきます。何気ない瞬間に、そっと輪郭を与えてくれる愛機。静かに寄り添いながら、その魅力の奥行きに迫ります。

〈CONTAX T2〉基本情報

CONTAX T2は、京セラが1990年代に展開した高級コンパクトフィルムカメラで、カールツァイス製の「Sonnar 38mm F2.8」レンズを搭載しています。チタン外装による高級感と堅牢性を備えながら、ポケットに収まるコンパクトなサイズを実現しています。オートフォーカスや自動露出を基本としながらも、絞り優先モードやフラッシュ制御など、撮影者の意図を反映できる設計が特徴です。

惹かれた理由は「佇まい」と「写り」

このカメラに惹かれたきっかけは、まずその見た目の美しさだった。チタンボディの洗練された質感と、静かにそこにある存在感。手に取る前から、どこか心を引かれるものがあった。

さらに後になって気づいたのは、自分がいいと思う写真の多くがこのカメラで撮られていたということだった。

Photo by takaomikim

どこか空気を含んだようなやわらかさと、それでも芯のある描写。その理由を確かめるように手に取ったのが始まりだ。

Photo by takaomikim

日常との距離を縮める存在

実際に使ってみると、その魅力はすぐに身体に馴染んだ。チタンの質感、程よい重さ、手にしたときの確かな存在感。f値やフラッシュをダイヤルで操作できる自由さも心地いい。

それでいてポケットに収まるサイズ感。この「持ち出すことのハードルの低さ」が、日常と撮影のあいだにあった境界を、自然に溶かしてくれる。

Photo by takaomikim

小さくて軽い。ただそれだけのことが、「撮る」という行為をぐっと身近なものにしてくれた。

距離が生む、空気と物語

このカメラは、ぐっと寄って何かを奪い取るように写すというよりも、一歩引いたときにこそ本来の魅力が立ち上がってくるように思う。

近づきすぎることができない、そんな少しの不自由さ。だからこそ自然と距離を保ち、被写体だけでなく、その場の空気や時間までも写り込んでいく。その余白の中に、写真としての物語が静かに宿る。

Photo by takaomikim

写っているもの以上に、「そこにあった空気」を感じられるのが、このカメラの特別なところだと思う。

何気ない一日をすくい上げる

オートに任せられる気軽さがありながら、最終的に問われるのは「何を感じるか」という自分の感覚だけ。だからこそ、このカメラで撮った写真には不思議と愛着が湧く。

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特別な一枚を狙うためではなく、何気ない瞬間に意味を与えてくれる存在。〈CONTAX T2〉は、今日という一日を、そっとすくい上げてくれるカメラだ。

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takaomikim

フィルムオンリーです📸

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