香港に本拠を置くカメラメーカーMiNT社が「Rollei 35」シリーズの新しいモデル「Rollei 35 AF」を発表しました。MiNT社は2009年に設立され、インスタントカメラの開発やポラロイドカメラの修理で知られています。
「Rollei 35 AF」は1967年に登場した「Rollei 35」を現代に再現したもので、2024年夏頃に発売予定です。
伝説の「Rollei 35」を現代に蘇らせる
「Rollei 35」はドイツのローライによって開発された手のひらサイズで持ち運びやすいコンパクトカメラです。小さなサイズにも関わらず、高品質な写真が撮影できる〈Tessar〉レンズや〈Sonnar〉のレンズを搭載していました。ただしファインダーに距離計がないため、撮影者は被写体との距離を目測で調整しなければなりませんでした。
技術仕様と価格の予想
新モデルの「Rollei 35 AF」では、AF (オートフォーカス) 機能が追加される予定です。MiNT社によると、古いAF技術に代わるものとして〈LiDAR〉技術(レーザー画像検出と測距技術)を用いた新しいAFユニットを開発予定です。これにより以前のAF方式よりも高い精度を実現します。
「Rollei 35 AF」の開発期間は約4年で、販売価格は650~800ドル。日本円で10万~12万円が予想されていますが、詳細については夏の正式発表を待つ必要があります。