写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈FUJIFILM X-T4〉を愛用するmasaさんが登場。
今やスマホでも十分きれいな写真が撮れる時代。それでも「どこか物足りなさを感じていた」というmasaさんが語る、その“もどかしさ”が導いたレンズ越しの物語。スマホでは表現しきれない質感や空気感を求めてシャッターを切る、そのこだわりと気づきに迫ります。
〈FUJIFILM X-T4〉基本情報
〈FUJIFILM X-T4〉は、有効約2610万画素のAPS-Cサイズ裏面照射型CMOSセンサー「X-Trans CMOS 4」と、画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載したミラーレスデジタルカメラ。ボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載し、最高約15コマ/秒の高速連写が可能。フィルムシミュレーションをはじめとする多彩な色再現機能を持ち、シャッターダイヤルやISOダイヤルなど、クラシカルな操作性も特徴です。
スマホにはない“味”がある
スマホのカメラはとても優秀。どこにでも持ち歩けて、手軽に綺麗な写真が撮れる。
だけど僕が感じていたのは、どこかで「記録」でしかないという物足りなさでした。
Photo by masa
〈FUJIFILM X-T4〉で撮った写真には、その場の“雰囲気”が宿る。
特にフィルムシミュレーションが生み出す描写は、まるで本当にフィルムで撮ったような感覚になります。
Photo by masa
僕はデジタルネイティブなので、実際のフィルムカメラを使ったことはありません。
それでも〈FUJIFILM X-T4〉で撮った写真を見ていると、不思議と懐かしいような、温かみのある世界に引き込まれるんです。
これはもはや、画質の問題ではなく“表現の質”の違いだと感じています。
このカメラで撮ると、ただの風景も“作品”として写し取れるように思えるんです。
Photo by masa
写真を“作る”実感がここにある
もうひとつ、〈FUJIFILM X-T4〉が僕に与えてくれたのは、「撮影体験」そのものの楽しさです。
Photo by masa
このカメラはモードダイヤルがなく、シャッター速度やISO感度、絞りはそれぞれ独立したダイヤルで操作します。
撮る前に、しっかりと設定を見直しながらカリカリとダイヤルを回す。まるで自分の手で一枚一枚の写真を“作っている”感覚です。
これはスマホでは絶対に味わえない体験であり、同時に「写真を撮る」ことの意味を思い出させてくれる時間でもあります。
ただ“撮ること”の楽しさを、もう一度
フィルムシミュレーションの力は、もう一歩踏み込んだ撮影への意欲も引き出してくれます。
Photo by masa
通常、写真を撮った後には現像やレタッチが当たり前の流れかもしれません。
でも、このカメラでは“撮って出し”で勝負したくなる。
初めてカメラに触れた時、「ただ撮ることが楽しい」と感じたあの頃の気持ち。
それを今、〈FUJIFILM X-T4〉がもう一度蘇らせてくれています。
Photo by masa
スマホでも撮れる時代だからこそ、あえて“カメラで撮る”という行為に価値がある。そう感じさせてくれる一台です。
写真が好きなら、一度はこの感覚を味わってみてほしいと思います。
masa
cizucu認定クリエイター
カメラのある暮らし。撮りに行きたいものと取っておきたいもの。
Instagram:@masa__819.v
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