Third Landscape
『Third Landscape』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
今回のテーマは、〈第三の風景〉です。
第三の風景は、フランスの植物学者ジル・クレマン(Gilles Clément)が提唱した概念「ティエール・ペイザージュ(Tiers-paysage)」に由来します。都市や農村において、人間の管理や開発から取り残された空き地、放棄地、線路脇、荒地。そこは生産や効率の論理から外れた場所でありながら、多様な生命が生き延びるための余白でもあります。
社会が価値を見出さなかった場所。
都市計画の外側に押しやられた場所。
名前を与えられず、見過ごされてきた風景。
あるいは、誰かの記憶の中にだけ存在する居場所。
写真は、周縁へとまなざしを向ける契機を生み出してきました。単なる荒地でも、あなたには違って見えているかもしれない。そんなまなざしの風景をお待ちしております。
インスピレーション

Photo by Yuya
Yuya
終わった廃墟とこれから始まる未来ある子供たち
cizucu編集部
蔦に覆われた建物は、人の手を離れた時間の長さを静かに物語っています。かつて生活の場だった空間に植物が入り込み、建築と自然の境界を曖昧にしています。その前を通り過ぎる子どもたちの姿は、失われつつある風景と新たな日常が隣り合わせにあることを感じさせます。

Photo by st
st
cizucu編集部
水面へと伸びるはずだった通路は、静かに水の中へ沈み込んでいます。人の移動のためにつくられた構造物も、やがて自然の時間のなかに取り込まれていきます。用途や機能を失った先に残る風景は、どこか不思議な静けさを湛えています。

Photo by つばさ製作所
つばさ製作所
青山北町アパート
一部の通路が封鎖されていたが、昨年末にすべての建物が解体されたようだ。完全な更地になっていた。
青山通り沿いに建つ青山ショッピングセンターが解体されると、この一帯の昭和時代の姿は消えることになるだろう。
1月15日からは周囲の通路も封鎖されるようだ。
表参道にも近いこの場所がどのように変わっていくのかを引き続き写真に留めていこうと思う。
cizucu編集部
都市の中心部に生まれた更地は、次の開発を待つ一時的な空白として存在しています。しかし、その場所は用途が定まらないからこそ、多様なまなざしを受け入れる余白でもあります。都市の更新によって生まれたこの一時的な空白は、用途が定まるまでの短い時間だけ現れる風景です。表参道に近いこの場所がどのように変化していくのか、引き続き見届けていきたいと思います。

Photo by 張頌潔
張頌潔
「學會笑著道別的那一刻,我們都長大了。」
cizucu編集部
車窓から見える風景には、背丈ほどに伸びた草が静かに揺れています。日常の移動のなかでは見過ごされてしまう風景ですが、ふと視線を向けることでその存在に気づかされます。人の営みのなかで生まれた隙間のような空間には、植物たちの時間が流れ、第三風景が静かに現れています。

Photo by calm…
calm…
cizucu編集部
手前の草むら越しに見える桟橋と水面が、どこか曖昧な距離感をまとっています。主役として見られることのない草たちが、むしろ風景の輪郭をつくり出しています。人の手によって整えられた場所と、自由に育つ植物が静かに共存している風景の気配を静かに映し出しています。
コンテスト情報
【開催期間】
2026年6月27日(土) 〜 2026年7月26日(日)
【受賞発表】
2026年8月7日(金)ごろ
【リワード】
cizucuが開催する「photo poster project」無料参加券(2名さま)
【応募方法】
・コンテスト『Third Landscape』を選択
・「応募規約に同意して投稿」をタップ
・投稿内容を選択して作品を応募
【審査基準】
(1) テーマ性:記載のミッションに沿っているか。
(2) 主題性:その写真の中で何を訴えたいか、撮影者の意図が伝わるか。
(3) 表現性:視点・構図・バランス・ピント・色などの表現力はあるか。
(4) 瞬間性:撮影対象のシャッターチャンス・タイミングをものにしているか。
(5) 独創性:撮影場所・被写体などに独自に工夫されたものであるか。

