〈Meta〉が提供するテキスト中心のソーシャルメディア・〈Threads〉。そこには日々、世界各国から無数の表現が投稿されています。
『find new pieces』は、Threadsに投稿された無数の作品の中から、才能あふれる作品を見つけ出し、その魅力をマガジンで届ける発掘企画です。毎回テーマを掲げ、それに添う作品を世界中から集めることで、まだ見ぬ才能(new pieces)に出会っていきます。
今回は、世界中から寄せられた1000枚以上の応募作品の中から、52作品をご紹介します。
それでは、それぞれの視点と感性が息づく素晴らしい作品を見ていきましょう。
Thema『2025』
同じ一年であっても、そのかたちは人の数だけ存在します。
思いがけない出来事や、心がふっと動いた瞬間が積み重なり、それぞれの人の中に、自分だけの「2025」が生まれていくのです。
あなたの記憶に最も強く刻まれているのは、どんな景色でしょうか。
世界に一つしかない“あなたの2025”を、見せてください。
new pieces

Photo by Colin
Colin
📷 SONY ILCE-7CM2
💙 01
cizucu編集部
水面に浮かぶ緑と、静かに続く手の動き。特別な演出はないけれど、この場所で積み重ねられてきた時間が、自然と立ち上がってくる一枚です。自然と人、作業と暮らし。その境界が曖昧になる瞬間を、写真は淡々とすくい取っています。見るほどに、この風景の先にある日常や営みへと想像がひらいていきます。

Photo by kitazaki
kitazaki
京都駅から京都タワーをガラス越しに撮影しました。
ガラスに貼られたフィルムが剥がれていたり気泡が入ったりして色々撮った中からのお気に入りの一枚です。
📷 FUJIFILM X100VI
💙 02
cizucu編集部
輪郭が曖昧なまま、確かにそこに在るもの。はっきりと写さない選択によって、この風景は「場所」から「記憶」へと静かに移ろいます。見えているはずなのに、掴みきれない。その距離感こそが、時間や感情の層を写真の中に残しているようです。明確さよりも余白を信じることで、見る側それぞれの風景が立ち上がってきます。

Photo by lan
lan
「A winter morning wrapped in mist.」
💙 03
cizucu編集部
霧に包まれた街の輪郭と、空へと伸びるクレーン。完成でも未完成でもない、その途中の時間が、この一枚には静かに留められています。変わり続ける都市の中で、日々は確かに積み重なり、やがて風景になっていく。一瞬の光とともに切り取られたこの景色は、過去と未来のあわいに立つ“いま”を映しているようです。

Photo by HoileKim
HoileKim
「Retreating Light」
📷 LEICA M10-P
💙 04
cizucu編集部
大きな壁面に落ちる影と、その足元を歩くひとりの姿。圧倒的なスケールの中で、人はとても小さく写っていますが、不思議と弱さは感じさせません。光と影がつくる明確な境界が、都市の中で生きる個々のリズムを際立たせているようです。匿名的な空間のなかに、確かな「個の時間」がそっと置かれている。静かですが、強度のある一枚です。

Photo by 古式
古式
2025年7月12日、万博記念公園で予行演習のブルーインパルスを撮りに行くものの、場所取りに失敗。撮影できる場所をロケハンし、情報をかき集めました。 翌13日の本番、快晴の猛暑の中、朝から待機して撮影しました。 シンプルに太陽の塔とブルーインパルスが撮りたかった数十秒の時間は、今年の写真の中でも気に入った1枚になりました。
📷 NIKON Z f
💙 05
cizucu編集部
青くひらけた空を横切る軌跡と、その下で見上げる人々の視線。一瞬の出来事でありながら、この風景には多くの記憶や感情が重なっています。祝祭性や象徴性を帯びたモチーフが、日常の延長線上に現れることで、時間は少しだけ特別なものになる。空と地上、その距離を意識させながら、同じ瞬間を共有していたことを、この一枚は静かに伝えているように思います。

Photo by redline
redline
📷 SONY α7 III
💙 06
cizucu編集部
ガラス越しに滲む光と、ぼやけた輪郭の向こうで続く手仕事。湿度や温度までもが写り込むことで、この風景は単なる店内ではなく、時間の層として立ち上がります。はっきりと見えないからこそ、想像は静かに広がり、匂いや音までも思い起こされる。隔てられた距離のなかで交差する日常が、やさしい余韻として残る一枚です。

Photo by aman.photos_
aman.photos_
📷 Canon EOS 200D II
💙 07
cizucu編集部
木々の間から、静かに姿を現すタージ・マハル。長い時間をかけて受け継がれてきた造形は、遠くから眺めることで、より穏やかな存在感を放ちます。人々の往来や日常の気配が添えられることで、この場所は「名所」ではなく、確かに生きた風景として立ち上がる。時間と祈り、そして現在が重なり合う、その静かな均衡が印象的な一枚です。

Photo by songpphotos
songpphotos
💙 08
cizucu編集部
風に揺れる草原と、斜面を駆ける小さな背中。広い空の下で切り取られたこの瞬間には、目的も理由も必要としない自由さがあります。人の気配がほとんど感じられない風景のなかで、ただ「生きていること」そのものが、軽やかに肯定されているようです。遠くへ向かうでも、何かを追うでもない。ただ今を楽しむ。その純度の高さが、静かな余韻として残ります。

Photo by kkzz030
kkzz030
時隔八年再現,也是首次公開舉辦的黑小米祭這次主場設置在野銀部落 結合播種、收割、清洗、小米搗米儀式,由耆老主導吟唱祈福加上傳統迎賓舞 幾乎全島的人都聚集在這場慶典。
📷 FUJIFILM X-T50
💙 09
cizucu編集部
太鼓の音が鳴り、掛け声が重なり、空気が一気に動き出す。力強い所作と、それを囲む人々の視線が、この場に流れる熱をはっきりと伝えています。祭りや行事は、特別な非日常でありながら、地域の記憶や身体感覚として、確かに日常へと根づいているもの。一瞬の躍動のなかに、受け継がれてきた時間と、いまを生きる身体の存在感が刻まれた作品です。

Photo by JUO LING
JUO LING
奔向春天的自由裡
💙 10
cizucu編集部
花に囲まれた道を、静かに進んでいく小さな背中。遠くの山とやわらかな空気が重なり、この風景はどこか記憶の奥に触れてきます。立ち止まらず、振り返らず、ただ前へと歩くその姿は、成長や時間の流れを過度に語ることなく、自然に受け止めているよう。一瞬のきらめきと、確かに過ぎていく時間。その両方をそっと抱えた、余韻のある一枚です。

Photo by Vincent Chiu
Vincent Chiu
線を越えて、暮らしを運ぶ
Crossing Lines, Carrying Life
💙 11
cizucu編集部
整然とした都市の線のなかを、ゆっくりと進む屋台の影。大きな建築と小さな営みが交差することで、この風景は一気に人の温度を帯びてきます。効率やスピードが優先されがちな街の中で、立ち止まりながら続けられる仕事が、確かに息づいている。都市の隙間に残された生活のリズムが、静かに、しかし確かな存在感で写し取られた作品です。

Photo by 阿米
阿米
A Taxi Driver Reading Through the Rain · 雨夜、タクシーの中で本を読む運転手
📷 OLYMPUS E-M5MarkIII
💙 12
cizucu編集部
夜の光をまとった車窓に、雨粒と反射が幾重にも重なる。外と内、移動と静止、その境界が曖昧になることで、この風景は現実よりも少しだけ物語に近づいていきます。はっきりとした主役はなく、残っているのは気配と余韻。通り過ぎていく時間が、ふと立ち止まった瞬間のように感じます。

Photo by James1996
James1996
💙 13
cizucu編集部
木々の隙間に立ち上がる朱色と、やわらかな光。日常の延長にあるはずの道が、季節とともに少しだけ特別な場所へと変わっていきます。言葉を交わしながら歩く時間も、黙って見上げる瞬間も、等しくこの風景の一部。移ろう季節に身を委ねる、静かな通過点のような一枚です。

Photo by 何佶霖
何佶霖
Blooming girls
💙 14
cizucu編集部
花と肌、視線と余白。そのすべてが、静かに呼吸を揃えているよう。飾ることや強さを主張するのではなく、触れた瞬間のやわらかさが、そのまま写し取られています。花に囲まれた表情は、守られているようでもあり、自分自身を差し出しているようでもある。美しさがつくられる過程ごと、大切に抱えられているような作品です。

Photo by WEI
WEI
「醒吾」
📷 NIKON Z6 II
💙 15
cizucu編集部
沈みゆく光が、風景と人の輪郭をやさしく溶かしていく。はっきりと見えているのに、どこか現実から切り離されたような色と揺らぎが、この時間を特別なものにしています。集う人々の気配も、波の音も、すべてが夕暮れの中に溶け込みながら、静かに同じ瞬間を共有している。一日の終わりに立ち会う、その温度まで写し込まれたような一枚です。

Photo by 黃柏竣
黃柏竣
天空的縫隙
The Crack in the Sky
💙 16
cizucu編集部
屋根の稜線(りょうせん)がつくる陰影と、そのあいだにひらけた空。重なり合う構造の隙間から、時間と風が静かに流れ込んできます。長く受け継がれてきたかたちでありながら、見上げる角度によって、どこか新鮮な表情が見える。過去と現在が同じ空の下で重なっていることを、あらためて感じさせてくれる作品です。

Photo by W Mick
W Mick
Feral Grace II: Bound, Yet Willing to Fly
Feral Grace is a photographic series created in 2025, consisting of six works. This image is the second piece in the series…
💙 17
cizucu編集部
沈みきらない空の色と、足元に滲む赤い光。現実と想像の境目がゆっくりとほどけていくような、不思議な静けさが漂っています。飛び交う影や揺れる草の気配が、感情の奥にある言葉にならない部分をそっと刺激する。見るほどに意味が定まらず、それでも確かに何かが残っていく、余韻の深い一枚です。

Photo by 知日攝影|Zhi-Ri Photography
知日攝影|Zhi-Ri Photography
💙 18
cizucu編集部
闇のなかに放たれた息が、炎となって一気に広がっていく。一瞬の所作に、緊張と集中、そして身体に刻まれた経験が凝縮されているようです。制御と解放、そのぎりぎりの均衡が、この光の強さを生んでいるのかもしれません。見る側の呼吸まで引き込むような、圧倒的な瞬間を捉えた作品です。

Photo by Tommy Chang
Tommy Chang
異郷で懸命に生きる中で、信仰は彼女が前に進み続けるための力です。
💙 19
cizucu編集部
闇の中にそっと差し込む光が、人物の輪郭と内面だけを静かに浮かび上がらせる一枚。深い赤は色としてではなく、感情や記憶の温度として画面に息づいている。多くを語らず、見る者の想像に委ねる余白が、この作品をより強く、長く心に残る存在へと導いています。

Photo by Room11
Room11
Geometric Solitude
📷 Panasonic DC-S1RM2
💙 20
cizucu編集部
巨大な建築の隙間に生まれた光と影が、都市のスケールと人の存在を鮮やかに対比させる一枚。圧倒的な構造体の量感に対し、歩く人物はあまりに小さいが、その一歩一歩が空間に確かなリズムを刻んでいます。その瞬間を見逃さず切り取った視点が、都市の中で生きる「個」の輪郭を静かに浮かび上がらせているようです。

Photo by Tsai Sean
Tsai Sean
Friend Same old
💙 21
cizucu編集部
穏やかな湖畔に立つ二人の背中が、時間の流れそのものを語りかけてくる一枚。視線の先に広がる水面は静かだが、そこに重ねられてきた記憶や会話までも想像させる奥行きを感じます。画面を横切る光のにじみは偶然性を孕み、完璧ではないからこそ、この瞬間の私性を際立たせている。寄り添う距離感と沈黙が、日常のなかに潜む豊かさをそっと掬い上げているようです。

Photo by Yii
Yii
The Heart That Refused the Forest
💙 22
cizucu編集部
森の奥深くで立ち止まる背中が、人と自然の境界を静かに溶かしていく一枚。木々の隙間から差し込む柔らかな光は、肌に刻まれた文様と呼応し、身体そのものが風景の一部であるかのように映っています。振り返らない姿勢が物語るのは、過去でも未来でもなく「いま、この場所」に身を委ねる感覚。静寂と気配が重なり合い、見る者の感覚まで深く森へと引き込まれます。

Photo by Laine Li
Laine Li
A boatman's performance in Yanagawa City, Kyushu, Japan, showing the moment he jumps off the boat.
📷 RICOH GR III HDF
💙 23
cizucu編集部
水路を進む舟の上で起こる一瞬の動きが、土地の文化と人の距離感を軽やかに伝えてくれる一枚。身軽に跳ねる船頭の動作と、思わず身を縮める乗客たちの表情が、画面に心地よい緊張とユーモアを生み出しています。観光として整えられた風景のなかにも、身体感覚を伴った営みが確かに残っている。その場の空気ごと写し取った視点が印象に残る作品です。

Photo by HsuanLiu
HsuanLiu
南国の風景。
📷 NORITSUKOKI EZ Controller
💙 24
cizucu編集部
街角に設置されたミラー越しに切り取られた日常の一瞬が、視点の面白さを際立たせている。歪みを含んだ反射の中で、自転車に乗る人物はどこか軽やかで、都市の時間に自然と溶け込んでいます。正面からでは見過ごしてしまいそうな風景を、少し引いた距離から捉えることで、暮らしのリズムやその人らしさが静かに浮かび上がってきます。何気ない場面に新しい奥行きを与えてくれる一枚だと感じます。

Photo by 曾培恒
曾培恒
台灣八里河畔
📷 SONY α7 IV
💙 25
cizucu編集部
広い水辺を前に腰を下ろす背中が、時間の重なりを静かに受け止めている。遠くにそびえる構造物は発展や変化の象徴でありながら、どこかぼんやりと霞み、確かな輪郭を持たない存在として写っています。その対比によって、手前の人物が過ごしてきた時間や思考の重みが、より深く想像されます。語られない沈黙を大切にすくい取った視点が印象に残る一枚です。

Photo by tszham722
tszham722
motion, fear and hope
📷 SONY α7 IV
💙 26
cizucu編集部
重なり合う身体の軌跡が、ひとつの風景のように立ち上がってくる写真です。明確な輪郭を手放すことで、動きの速さや力強さだけでなく、そこに込められた感情や呼吸までもが感じ取れるように思います。一瞬一瞬は捉えきれなくとも、その連なりが確かな熱量として残っている点が印象的。時間を引き伸ばし、身体表現の本質に触れようとする視線が伝わってきます。

Photo by arkiyeh
arkiyeh
📷 FUJIFILM X-T5
💙 27
cizucu編集部
広い空と海に挟まれるようにして走る一両の列車が、風景の中に小さな物語を生み出しています。余白を大きく取った構図によって、移動そのものが目的ではなく、そこに流れる時間や距離感が強く意識されます。鮮やかな車体の色は控えめでありながら、確かな存在として画面に残っている。静かな景色のなかで続いていく日常の営みを、穏やかに伝えてくれる一枚だと感じました。

Photo by hsien
hsien
「 👀 」
Cats on the street
📷 RICOH GR IIIx
💙 28
cizucu編集部
葉の隙間からこちらを見つめる視線が、日常の中に潜む緊張と親しみを同時に伝えてくれる。前景の柔らかな緑に包まれることで、被写体との距離が自然に保たれ、そっと覗き合うような関係性が生まれています。意識して探さなければ気づかない気配を、穏やかな構図で掬い取っている点が印象的な作品です。

Photo by 亘 Wataru
亘 Wataru
Tokyo Skytree / 東京スカイツリー
Different perspectives, discovered through the viewfinder.
ファインダー越しに、新しい視点を発見する。
📷 FUJIFILM GFX100S II
💙 29
cizucu編集部
空へと伸びる塔の姿を、規則的に並ぶ構造物越しに捉えたことで、都市のスケール感が静かに強調されています。視線は自然と中心へ導かれ、人工物でありながらも、どこか祈りの対象のような佇まいを感じさせます。周囲のフレーミングが距離を生み、見慣れた風景に新たな緊張感とリズムを与えています。都市と視点の関係性を丁寧に問い直す一枚だと感じました。

Photo by Alexis.L
Alexis.L
📷 FUJIFILM X-Pro2
💙 30
cizucu編集部
夜空を背に立ち上がる光の装飾が、祭りという場に満ちる熱量を、そのまま写し取った一枚。無数の灯りが重なり合い、視界を満たすことで、非日常の高揚感が自然と呼び起こされます。一方で、足元を行き交う人影はわずかにぶれ、その場に流れる時間の速さや賑わいを感じさせます。仮設的な構造物でありながら、確かに根づいてきた文化の重みがあり、その瞬間に立ち会っている感覚を丁寧に残しています。

Photo by 詹天皓
詹天皓
The world sleeps, Hallstatt glows. #hallstatt
📷 NIKON Z6 II
💙 31
cizucu編集部
静かな湖面と山々の稜線の上に、星の瞬きが淡く重なっている。闇に包まれた風景の中で、点在する灯りや雲の揺らぎが、時間の流れをゆっくりと可視化しています。人の気配は最小限でありながら、確かに誰かの営みが続いていることが感じられます。広がる静寂に身を委ねるような感覚を、穏やかに共有してくれる一枚です。

Photo by MYQP
MYQP
💙 32
cizucu編集部
色彩がぶつかり合い、溶け合いながら画面全体に広がっていく様子が、感覚そのものを揺さぶる写真です。明確な形や主題を示さないことで、見る側の視線は自由に漂い、それぞれの記憶や感情と結びついていきます。重なり合う色の層からは、偶然性と意図の両方が感じられ、静止画でありながら絶えず変化しているようにも見えます。視覚を通して「感じる」ことの豊かさを、まっすぐに提示している一枚だと感じます。

Photo by fujikana
fujikana
🌸×⛴️
💙 33
cizucu編集部
柔らかな光に包まれた桜の枝越しに、穏やかな時間が流れていることを感じさせる一枚。画面いっぱいに広がる花の存在感が、季節の移ろいを静かに伝えています。その足元で佇む二人の姿は風景に溶け込み、見る人の記憶や原風景と自然に重なり合う。華やかさの中にある静けさを丁寧にすくい取り、春というひとときの尊さをそっと切り取っている作品です。

Photo by LEE GUKJIN
LEE GUKJIN
Fisheye Lens
📷 NIKON Z6 III
💙 34
cizucu編集部
高く切り取られた空と、それを囲む建築の重厚な壁が、内と外の境界を強く意識させる作品。足元に並ぶ彫刻の影は静かに佇みながら、空間全体に緊張感を与えています。その中を歩く小さな人物の存在が、スケールの差を際立たせ、人がこの場所をどのように通過し、感じ取るのかを想像させます。見上げる視点によって、閉じられた空間の中にも確かな広がりと余白が生まれています。

Photo by ひろき
ひろき
祈り
💙 35
cizucu編集部
広い空に向かって花束を掲げるシルエットが、場の空気を凛と引き締めている。逆光によって細部は削ぎ落とされ、動作そのものが象徴として立ち上がっているように見えます。祝福や決意といった意味合いを想像させながらも、感情を断定しない距離感が心地よく残されています。個人的な出来事が、静かにひらかれた風景として共有されている点に、この作品の強さを感じます。

Photo by 3mmfilm
3mmfilm
💙 36
cizucu編集部
室内に立ち込める湯気と、背中越しに伝わる生活の気配が、静かな温度を残している一枚。扉の外から覗くような視点によって、親密でありながら踏み込みすぎない距離が保たれています。整えられていない空間や曖昧な光が、日々の営みのリアリティをより深く感じさせます。特別ではない時間が、確かに積み重なっていることを、そっと教えてくれるようです。

Photo by Ryosuke Wakasa
Ryosuke Wakasa
白日
💙 37
cizucu編集部
圧倒的な余白の中に立つ人物が、風景のスケールを身体感覚として伝えてくれる一枚です。白と淡い青だけで構成された画面は、音や気配までも削ぎ落とし、見る側の意識を一点に集めています。孤独というよりも、世界と向き合う静かな時間が流れており、立ち止まることの強さを感じさせる表現として印象に残ります。

Photo by Park gi jong
Park gi jong
Time passes.
📷 RICOH GR III
💙 38
cizucu編集部
流れるようなブレの中に浮かび上がる人物の表情が、都市の速度と個人の感情を同時に捉えています。背景の光や人影は溶け合い、時間そのものが引き延ばされたように感じられますが、その中で視線だけは確かに前を向いています。立ち止まれない日常の只中で、それでも自分の輪郭を失わずに進んでいく姿勢が、静かに読み取れる一枚です。

Photo by 羅有成
羅有成
Green Apple.
💙 39
cizucu編集部
柔らかな光を受けた表情と、自然体の仕草が心地よく響く一枚です。帽子越しに落ちる影や背景の緑が、季節の空気を穏やかに伝えています。視線には構えがなく、その場の時間を素直に楽しんでいる様子がうかがえます。被写体と撮る側の信頼関係が、無理のない距離感として画面に表れており、日常の延長にある美しさを丁寧にすくい取っていると感じます。

Photo by こうせい
こうせい
君と蜜蜂と秋桜
📷 SONY α7 III
💙 40
cizucu編集部
手のひらにそっと受け止められた花が、触れることのやさしさをそのまま写し取っています。浅い被写界深度によって周囲の景色は溶け、今この瞬間だけに意識が向かう構成。見るという行為が、同時に守ることや委ねることにもつながっていると気づかされます。静かですが、感覚に長く残る一枚です。

Photo by Kirino@
Kirino@
23時、トウキョウタワーで。
📷 Hasselblad CFV 100C/907X
💙 41
cizucu編集部
低い視点から見上げる構図が、都市のスケールと熱量を鮮やかに引き出しています。光跡や人物のブレが、止まらず動き続ける夜の時間を可視化し、タワーの存在感をより際立たせています。日常の延長線上にあるはずの風景が、少しだけ非日常へと傾く瞬間を捉えており、都市に身を置く感覚がリアルに伝わってきます。

Photo by Ryo
Ryo
紅葉と富士
📷 Canon EOS R8
💙 42
cizucu編集部
鮮やかな紅葉が画面いっぱいに広がり、そこから差し込む光が季節の輪郭をくっきりと描き出しています。遠景に佇む山の静けさと、手前の色彩の躍動。その対比が、この場所に流れる時間の奥行きを感じさせます。日本的な風景でありながら、決して記号に留まらず、「今、この瞬間」に立ち会っている感覚を呼び起こす一枚です。

Photo by SeoB
SeoB
처음엔 거리에서 마음 가는 장면을 찍는 것만으로도 충분했지만, 어느 순간부터 내 사진의 방향과 시선을 분명히 정해야겠다는 생각이 들었다. 그래서 ‘Cities’ 프로젝트를 시작했다.
첫 도시로 부산을, 그중에서도 시작점으로 해운대를 선택했다.
해운대는 부산을 가장 상징적으로 보여주는 장소이자, 해변과 도시가 맞닿은 공간이다.
나는 그 풍경 속에서 부산이라는 도시의 얼굴, 그 정체성을 담고 싶었다. 앞으로는 부산을 시작으로, 각 도시가 가진 리듬과 표정을 나만의 시선으로 기록해 나가고자 한다
💙 43
cizucu編集部
圧倒的なスケールの建築群と、その足元に広がる人々の営み。無機質で硬質な都市の表情と、砂浜に集う個々の時間が対比的に描かれています。モノクロによって色の情報が削ぎ落とされることで、構造や配置、距離感がより明確になり、都市そのものがひとつの舞台のように立ち上がる。日常の一場面でありながら、都市に生きる私たちの立ち位置を静かに問いかけてくる一枚です。

Photo by Lungmurmur
Lungmurmur
靜
📷 RICOH GR III
💙 44
cizucu編集部
横長のフレーミングが、風景と向き合うための「間」を丁寧につくり出しています。暗がりに沈む室内と、窓の向こうに広がる湖と山。そのコントラストが、見る人の意識を自然と奥へと導いていく。人物の背中は語りすぎることなく、ただ視線の先を共有する存在として置かれており、この静かな時間をそっと差し出してくれるようです。

Photo by ahntaeyoung
ahntaeyoung
I love portugal
📷 NIKON Z5 II
💙 45
cizucu編集部
行き交う人の流れの中で、ふと時間が止まったような一瞬が置かれている。その場に腰を下ろすふたりと、通り過ぎていく周囲の人々。動きと静けさが同じフレームに収まることで、街のリズムがより立体的に感じられます。特別な出来事ではないはずなのに、夕暮れの光と距離感が、見る側に小さな物語を想像させてくる一枚です。

Photo by HXiang
HXiang
📷 NIKON Z 30
💙 46
cizucu編集部
水面に映り込んだ空と影がゆらぎながら溶け合い、現実と反射の境界が曖昧になっていく。その中央に広がる小さな波紋は、静かな時間の中に生まれた一瞬の出来事を示すようで、見る者の意識をそっと引き込みます。色と形は抽象へと変わり、風景というよりも感情や記憶の層を覗き込んでいるかのよう。静けさの中に確かな動きを感じさせる一枚です。

Photo by 簡伯宇
簡伯宇
挖巢洞的五色鳥
💙 47
cizucu編集部
木の幹に刻まれた時間と、懸命に向き合う小さな命の気配が、画面いっぱいに広がっています。飛び散る木屑や羽毛の揺れからは、一瞬の動きと集中が確かに伝わってきます。鮮やかな色彩でありながら、派手さに寄らず、営みそのものを静かに見つめている点が印象的。自然の中で繰り返されてきた営為の尊さを、そっとすくい上げた一枚だと感じました。

Photo by 陳柏安
陳柏安
高空作業車 群魔亂舞
📷 FUJIFILM X-S10
💙 48
cizucu編集部
青空を背景に並ぶ無数のアームが、まるで意思を持つ群像のように映ります。無機質な機械でありながら、それぞれが異なる角度で空を指し、リズムや余白を生み出している点が印象的です。整然とした配置ではなく、少し雑然とした佇まいだからこそ、現場の時間や使われてきた痕跡が立ち上がってきます。日常の風景に潜む造形の面白さを、軽やかに提示してくれる一枚だと思いました。

Photo by Joonyoung
Joonyoung
📷 Canon PowerShot V1
💙 49
cizucu編集部
大きな余白に切り取られた空と、段差の上に浮かび上がる人影。その対比が、この場所に流れる一瞬の高揚と静けさを同時に伝えています。傘や身振りといった小さな仕草が、それぞれの時間や感情を想像させ、匿名性の中に確かな存在感を残しています。構図の潔さが、日常の断片を象徴的な風景へと押し上げているように思われます。

Photo by TAKERU
TAKERU
冬の沈み行く夕陽とオオハクチョウ
オオハクチョウの翼の間に夕陽が差し込むお気に入りの1枚です
📷 NIKON D850
💙 50
cizucu編集部
沈みゆく太陽を背に、翼を大きく広げて飛ぶ鳥のシルエットが、時間の移ろいを象徴するように浮かび上がります。黄金色に染まった空と水辺は、一日の終わりと新たな始まりの境界を静かに示し、力強さと儚さが同時に感じられる。光を抱き込むようなその姿は、見る者に希望と余韻を残す一枚だと思いました。

Photo by LukyPhotoDiary
LukyPhotoDiary
Title: This is not Fan Ho
📷 LEICA Q (Typ 116)
💙 51
cizucu編集部
鋭く差し込む光と深い影が交差する空間の中で、子どもの小さな身体が前へと駆け出していく。その姿は、無機質な建築のスケール感と対照的で、時間や成長の一瞬を象徴しているように見えます。モノクロームが感情を削ぎ落とし、光の方向と動きだけが強く印象に残る作品です。

Photo by selpisro
selpisro
And day of shop cat
📷 NORITSUKOKI QSS-32_33
💙 52
cizucu編集部
吊るされた精肉の赤色と、薄暗い市場の空気感が強烈な臨場感を生み出している一枚。無機質になりがちな精肉店の風景の中で、カウンターに座る猫と人の存在が、人の営みと生活の温度を静かに伝えてきます。視線の交差が物語を想像させ、日常と生のリアルが同時に写し取られている点が印象的な作品だと思いました。
最後に
いかがだったでしょうか。
表現があふれる時代だからこそ、作品ひとつに宿る“あなただけの視点”は、いっそう確かな価値を持ちます。今回寄せられた作品には、言葉にしきれない「2025」の空気や気配が、確かに刻まれていました。
まだ見ぬ才能(new pieces)を見つけ出すということ。それこそが、本企画を通して果たしたい役割であり、あなたの表現が、より多くの人の心に届くきっかけになることを願っています。
次回のテーマも、ぜひお楽しみに。
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