
Cover photo by RYUURI
2025年、〈キヤノン〉が再びコンパクトデジカメ市場の主役に躍り出ました。2025年7月には市場シェア5.3%と低迷していたものの、8月には27.1%まで急回復。
「PowerShot G7 X Mark III」など旧機種の再評価がブームを巻き起こし、停滞していた市場に新たな命を吹き込んでいます。スマートフォンに押されていたコンデジが、今、確かな「使う理由」と共に再び注目を集めています。
復活の鍵は「名機の再評価」
「PowerShot G7 X Mark III」や「SX740 HS」の再出荷をきっかけに、かつての名機が再び脚光を浴びています。

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特に「G7 X Mark III」は高級コンデジとして動画・Vlogにも強く、スマホでは表現できない一眼クオリティの画作りが魅力。過去の名機を見直すことで、写真の深みを再発見するクリエイターが増えています。
なぜ今、コンデジなのか?
スマホが高性能化する一方で、操作感・画質・ズーム性能などでコンデジの独自性が再評価されています。スマホでは表現しきれない暗所や望遠、そして“撮るための道具”としての手応えが魅力。

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また、コンデジはレンズ交換機の高価格化・大型化に対するアンチテーゼとしても機能しています。
若い世代にこそ勧めたい「遊びの一台」
特にZ世代など若い世代には、スマホとは違う視点を持てる“もう一つの眼”としてのコンデジがおすすめ。旅先でのスナップ、夜景、人物の自然な表情など、カメラならではの写し方を実感できます。

Photo by fuu111
自分だけの世界を切り取る遊びのツールとして、コンデジの楽しさに触れてみてください。