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2025.07.09

cizucu主宰『Living with Rain』受賞発表 | Challenge #240

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Cover photo by Ka2

はじめに

『Living with Rain』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。

今回のテーマは、〈雨〉でした。

今年もやってきた梅雨の時期。
傘に落ちる雨の音が聞こえ、道には水たまりがきらめく。

どこか憂鬱に感じるこの時期も、 目をこらせば、ふと心がほどけるような瞬間に出会えるかもしれません。

雨粒を纏った花びら、街を彩る傘の色、そして雨上がりの空。
今回は、そんな雨が降るからこそ現れる美しさを、写真を通して共有していただきました。

それでは、応募作品と受賞作品をご紹介いたします。

応募作品

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Photo by 米川凪

米川凪

📷 SONY α7 II

cizucu編集部
木々の深い緑や影になった暗い地面が、信号のように並ぶ三色の傘を際立たせ、一際目を引きます。雨の冷たさの中にも、人のあたたかさや、どこか微笑ましい空気が感じられます。絶妙な距離感と全体のバランスが調和した、雨の日ならではの印象的なスナップです。

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Photo by 写真日記

写真日記
雨の日

📷 NIKON D3500

cizucu編集部
雨粒がびっしりと並んだ窓ガラス越しに切り取ることで、日常的な風景がまるで絵画のように映ります。シャープに浮かび上がる水滴と、ぼんやりとにじむ建物や交差点。そのコントラストが、現実と夢のはざまのような静謐な世界をつくり出しています。雨の日だけに訪れる、特別な情緒を引き出した一枚です。

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Photo by 吉田 草風

吉田 草風
雨の日月潭、紫色の傘、知らないふたり

cizucu編集部
雨粒がつくる細やかな水紋が湖面に広がり、しっとりとした空気と静けさが風景全体を包み込みます。そこに、一本の紫の傘の下に寄り添う二人の姿が、まるで映画のワンシーンのようにドラマチックな魅力を添えています。船の赤や山の緑も雨ににじみ、色彩までもが柔らかく感じられるのは、雨の日ならではの美しさかもしれません。

受賞作品

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Photo by Ka2

Ka2
東京

cizucu編集部
濡れたアスファルトにネオンの光がにじみ、暗がりの路地に静かな輝きが生まれています。その中に、そっと顔を出したビニール傘が、人の気配とささやかな温もりを感じさせます。都市の雨の夜が持つ孤独や無機質な冷たさに、人の営みの温度がふと交差する瞬間を捉えた、余韻深い一枚です。

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Photo by kahoru

kahoru
苗青々と水田に輝く

cizucu編集部
雨上がりでしょうか。田んぼに溜まった水が光を受け、宝石のような輝きを放っています。一本一本繊細に揺れる苗が、土の香りと共に清々しい風を想像させ、梅雨の重たさすら忘れさせてくれます。この時期にしか出会えない、雨がもたらす恵みと美しさが凝縮された一枚です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

皆さんの視点で捉えた雨ならではの光景は、どれも異なる魅力と美しさがあり、まだ知らなかった雨の表情に出会うことができました。日本の移ろいゆく四季を楽しめることも、写真の醍醐味だと改めて実感します。

今回もたくさんのご応募ありがとうございました。
次のフォトコンテストでも、皆さまの作品を楽しみにしています!

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