
Cover photo by Kota
カメラレンズにゴミが入ることは、撮影において避けたいトラブルの一つです。レンズ内のゴミは、写真の品質を損なうだけでなく、取り除くのが難しい場合もあります。
今回は、レンズにゴミが入るとどうなるのか、その基本的な防ぎ方、そしてゴミが入ってしまった場合の対処法をご紹介します。ぜひ日頃のメンテナンスにお役立てください。
レンズゴミが入るとどうなるのか
カメラレンズにゴミが入ると、撮影した画像に暗い斑点やぼやけた影が現れることがあります。これは、レンズ内にあるゴミが光の経路を遮るために発生します。特に絞りを小さくした場合、ゴミの影響が顕著になります。
また、ゴミがレンズの光学性能を損なうことがあり、画像全体のシャープネスを低下させる可能性もあります。このようなゴミは、レンズの外側ではなく、内部に存在するため、通常のクリーニングでは取り除けません。長期間放置すると、さらに大きな問題を引き起こすこともあるため、早期に対処することが重要です。

Photo by Tsubasa Mfg
レンズゴミの基本的な防ぎ方
レンズにゴミが入るのを防ぐためには、日常的なレンズの保護が大切です。まず、レンズキャップを常に装着しておくことが基本です。撮影中でも、レンズを使用しないときはキャップを閉じる習慣をつけましょう。
レンズ交換を行う際は、できるだけ風の強い場所や埃っぽい環境を避け、カメラ本体を下向きにすることで、ゴミが内部に入りにくくなります。さらに、レンズフィルターを使用することで、レンズ表面を直接保護することができます。このような対策を日常的に行うことで、レンズにゴミが入るリスクを大幅に減らすことが可能です。

Photo by Yuzurigima
レンズゴミが入ってしまった場合の対処法
もしレンズ内にゴミが入ってしまった場合、まずは自己判断でレンズを分解しようとしないことが重要です。内部構造を傷つけてしまう恐れがあるため、専門のサービスセンターやカメラ修理店に依頼するのが最善の方法です。
軽微なゴミであれば、エアブロワーを使用して除去を試みることも可能ですが、内部に深く入り込んでしまったゴミは自分で取り除くことは難しいです。また、レンズの使用環境に応じて、定期的にプロのメンテナンスを受けることで、ゴミの蓄積を防ぎ、レンズの寿命を延ばすことができます。こうした対策を講じることで、大切な機材を長く安心して使用することができるでしょう。