
Cover image by しろくてしろい
SONYが新たに発表した「カスタム・グリッド・ライセンス」サービスは、プロフェッショナルな撮影現場での効率化と一貫性を大幅に向上させる画期的な機能を追加することができます。
このサービスは、αシリーズの特定のカメラモデルでカスタムグリッドラインを最大4つまで登録し、電子ビューファインダーや外部モニターに表示できるようにするものです。グリッドラインを使用することで、事前に設定した構図を確認しながら撮影ができ、集合写真やイベント撮影など、同じ構図での撮影が求められるシーンで特に役立ちます。

©︎ SONY
カスタムグリッドラインの効果と使い方
「カスタム・グリッドライン・ライセンス」は、特定の構図を保ちながら複数の撮影を行う必要があるクリエイターにとって理想的なツールになるのではないでしょうか。
例えば、集合写真や証明写真の撮影など、同じ位置に人物を配置しなければならないシーンでは、事前に設定したグリッドラインがその役割を果たします。これにより、どの撮影者でも一貫した品質を維持でき、撮影の効率が大幅に向上します。また、グリッドラインはカラーや図形で自由にカスタマイズできるため、個々のワークフローに合わせた最適なラインを作成可能です。
幅広い利用シーン
このサービスはプロフェッショナルな方だけでなく、アマチュアや趣味で撮影を楽しむクリエイターにも幅広く対応しています。スポーツチームの写真やテーマパークでの家族写真など、特定のシーンでのグリッドラインの使用は、構図の一貫性を保ちながら、より精度の高い写真を撮影するのに役立ちます。

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さらに、〈Photoshop〉などで作成したPNGファイルを使用して独自のグリッドラインを作成し、カメラに転送することで、よりクリエイティブな撮影が可能になります。
導入のメリット
「カスタム・グリッド・ライセンス」は、撮影の精度と効率を向上させるだけでなく、撮影者の負担を軽減する効果も期待できます。これにより、構図の調整に時間を取られることなく、被写体の表情や瞬間をより引き出すことが可能になります。
「カスタム・グリッド・ライセンス」は、対象となるαシリーズカメラに1ライセンスあたり税込25,300円で提供される予定で、使用期限はなく、1台のカメラに対して永久に使用できます。構図の安定性と撮影の効率化を求めるクリエイターにとって、強力なツールとなることでしょう。