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写真は時折、私たちの人生に独自の視点を提供し、その瞬間を永遠に保存します。しかし、写真を上達させるには、理論と感性のバランスを見図ることも必要です。
写真の良し悪しは個々の感性に依存しますが、それでも一般的に良い写真とされる構図、配色、露出などの理論は存在します。感覚だけで写真を撮る場合、常に一貫して良い写真を撮ることはきっと難しいでしょう。

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「いい写真」の正解はなく、満点の写真はありませんが、合格点の写真を撮るためには、まず理論を学び、その写真がなぜ良いのか説明できるようになることが重要です。
理論を感覚に落とし込む
次のステップは、理論を自分の感覚に落とし込むことです。写真は光を扱うため、自分の目で見て撮影する経験を積むことが重要です。理論を学んだら、写真を言葉で説明できるようにすることがを心がけてみましょう。理論を理解した上で、説明することで写真を再現する方法を逆算して考えることができます。このプロセスを経て、イメージした写真が撮れるようになります。

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まとめると、写真の上達には以下のフローが必要です。
- 写真の理論を知る
- 写真を言語化できるように練習する
- 良いと感じた写真の再現方法を逆算する
- 撮影経験を積み、イメージした写真が撮れるようになる
理論を学ぶことで、写真を言葉で説明できるようになり、その結果、撮影技術が向上します。
実際に言語化する練習をしてみよう
言語化の作業は難しくありません。写真を構成するいくつかの観点について、見てわかることを言葉にするだけです。たとえば、構図や光、色、その他(意図、ピント、タイミングなど)について言語化します。
「海に沈む夕日」の写真を例に挙げてみましょう、
日の丸構図を使い、太陽が中央に配置されています。光の色は濃いオレンジで、空の藍色とのコントラストが美しいです。

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次に「美味しそうなコーヒー」の写真です。
手前のコーヒーにピントが当たり、他がボケていることで、コーヒーの湯気や存在感が強調されています。

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これらの例を通じて、写真の意図を言葉にすることで、その魅力や意図を理解できます。
写真を言葉にする習慣を
言語化は写真の上達に不可欠なスキルです。日々の小さな習慣付けを通して基礎を固めると、どのように写真を言語化すべきかが見えてきます。テレビのCMや広告も参考になるので、日常的に写真を言葉にする力を高めていきましょう。
ぜひ、素敵なカメラライフを楽しんでください。