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2024.05.15

スマホで映画が撮れる!「iPhone 15 Pro」で本格的な映画を撮る方法 | Release #162

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cover image by daphoto

「iPhone 15 Pro」シリーズが登場し、ProResによるApple Log撮影が可能となりました。この新機能により、iPhoneの本格的なシネマカメラとしての利用が現実のものとなっています。先日公開された映画「ミッドナイト」も、iPhoneのみで撮影されました。しかし、いくらiPhoneのカメラが優れていても、それだけで映画制作を完璧に行うことはできません。

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© Apple Japan | 手塚治虫のマンガ「ミッドナイト」を、三池崇史監督が実写化。すべてiPhone 15 Proで撮影。

リグの必要性

「iPhoneographer」の多くは、撮影の際に「リグ」と呼ばれるフレームをiPhoneに装着します。このリグにさまざまなアクセサリーを取り付けることで、iPhoneはプロフェッショナルな撮影機器としての性能を発揮します。現在、このリグ業界は非常に盛り上がっていて、多くのメーカーからiPhone用のリグが発売されています。その中でも注目されているのが「Tilta Khronos」です。

Tilta Khronosの革新

Tiltaは、中国のカメラ機材メーカーで、レンズフィルターやシネマカメラ用リグを手掛ける企業です。最近では、三脚なども開発・販売しています。Khronosは、内部に電源システムを内蔵したリグで、多くのアクセサリーをケーブルレスで利用できる点が特徴です。リグ内に電力を通すケーブルが内蔵されており、接点にアクセサリーを取り付けるだけで、ユーザーはケーブルの煩わしさから解放されます。

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© Tilta |Khronos iPhone 15 Pro Max Lightweight KitにUSB-C Hubを装着している状態。

パーツを応用した映画撮影

Khronosには、大容量バッテリーを搭載したグリップや、MagSafe充電と冷却を同時に行えるファンなど、多岐にわたるアクセサリーが用意されています。これらを組み合わせることで、iPhoneの撮影環境を大幅に改善できます。また、専用のレンズフィルターやLEDライト、ハンドル、ARCAクイックリリースアダプター、SSDホルダーなど、29種類ものパーツが発売されています。

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© Tilta | Khronos iPhone 15 Pro Max Lightweight Kit

撮影後の編集環境も改善できる

中でも「Khronos Quick Release USB-C Hub」は一目置かれています。これは、USB-Cポートが2つ、HDMIポートが1つ、3.5mmオーディオポートが1つ装備されたハブで、ARCAクイックリリースプレートも備えています。iPhone 15 Pro以降、ProRes撮影の巨大なデータを収めるために大容量のSSDと接続することが一般的になりましたが、USB-Cポートが1つしかないため、外部マイクやバッテリーとの同時接続が難しいという問題がありました。

このハブを使えば、複数のオプションを同時に接続でき、さらにHDMI接続でモニターに転送することも可能です。

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© Tilta | Khronos Quick Release USB-C Hub

いかがでしょうか。

iPhoneだけでなく、適切な機材とアクセサリーも揃えて、映画制作に挑戦してみましょう。iPhoneをフルに活用した映像制作を楽しんでください。

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