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インスタグラムのアルゴリズムが変化したという噂、は耳にしていますか?
多くのユーザーがその影響を実感していますが、実際にはどのような状況なのでしょうか?今回はインスタグラムの最高経営責任者アダム・モッセリ氏がこの問題について明かした、思わぬ真実に迫ります。
CEOアダム・モッセリが語る、フォロワーに届かない2つの理由
2024年4月5日、インスタグラムの最高経営責任者、アダム・モッセリ氏は、投稿がフォロワーに届かない背後にある真実を発表しました。モッセリ氏は「原因はアルゴリズムではなく、もっと根本的な問題に起因している」と述べます。
〈Threads〉での発言によると、モッセリ氏は最近のリーチの低下に気づいたインスタグラムユーザーに対し、直ちにアルゴリズムを非難することをやめるよう呼びかけています。「アルゴリズムが犯人ではない」と彼は主張し、実際には2つの理由が影響していると明らかにしました。
一つ目は、フォロワーがインスタグラムを開いていないという至ってシンプルな理由。二つ目は、ユーザーがフィードにある投稿を、全ては見ていないということです。

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止まらないユーザーからの反論
しかし、インフルエンサーを中心とするユーザーたちは、モッセリ氏を「誤った情報を流し、ガスライティング(心理的操作)している」と非難しました。
彼らは、フォローしているアカウントよりも「おすすめ」が優先されることによって、エンゲージメントの全体的な低下が引き起こされていると主張しています。一部のユーザーは「実際に全体的なリーチ数が下がっている」と主張しています。

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視点を変えるモッセリの提案
一方で、モッセリ氏は、インスタグラムでリーチ率を上げる新たなアプローチとして、フォロワー数よりもビュー数やいいね数に注目することを提案しています。
これらの指標は「コンテンツの関連性や人気をより正確に示し、アルゴリズムの変化や競争の激化による影響を受けにくい」とアドバイスしています。この発言はインスタグラム上でのエンゲージメントとリーチの理解を深める一助となるでしょう。しかし、ユーザーたちとの間で議論はまだまだ続きそうです。