先日とあるコンビニエンスストアに行くと、なんと〈写ルンです〉を販売していました。もちろん取り扱い店舗は、ごくわずかだと思いますが、コンビニでも需要があるほど、令和の今もかなり需要の高い使い捨てカメラの〈写ルンです〉。見つけたときは、ぜひ一つ買ってみてみませんか？
気が向いたときに、一枚一枚撮るうちにたくさんの思い出が残るかもしれません。ポケットにカメラをしまうきっかけとして、今回は〈写ルンです〉の魅力を紹介します。
〈写ルンです〉とは
©︎ 富士フイルム
〈写ルンです〉とは、富士フイルムが1986年に発売した使い捨てカメラです。手軽さと気軽さを追求したデザインが特徴で、ユーザーがフィルムを巻き戻す手間を省き、撮影後はそのまま現像に出すことができる、当時のカメラの中では、かなり画期的な商品です。簡単な操作とお手頃な価格から、多くの人に親しまれました。
令和でも続く平成レトロのアイテムとして
〈写ルンです〉は、懐かしさだけでなく、現代においても、違和感なくマッチする不思議な魅力を持っています。シンプルなデザインと機能なプロダクトとしての完成度が高く、若い世代が求める手軽で、ちょうどよいぐらいの手間がかかる点、ニーズに答えられています。そのため、令和時代でも、レトロの主役として、新しいファンを魅了していることでしょう。
被写体の自然体を残せる最適なカメラ
〈写ルンです〉は、日常のスナップ写真、特に家族や友人など人物を撮影するときには、どのカメラよりも最適です。〈写ルンです〉自体が大衆に認知されているので、被写体がこのカメラを見ても、にやりと微笑みたくなるでしょう。
カメラが向けられた瞬間の威圧感がほぼゼロであるため、被写体は自然な笑顔を見せやすく、結果的には着飾らない自然体の瞬間を捉えることができます。この特徴が、Instagramなどのソーシャルメディアを写真日記感覚で利用する人々の心に響いたかもしれませんね。
「今、撮りたい！」と思ったら、その気持ちをそのまま行動に移せる〈写ルンです〉手軽に使えて、近くの写真屋で簡単に現像、データ化もできます。スマートフォンのスナップ写真とは、感覚が違いますよ。
