雪に覆われた平原に立つ一本の木

私にとって北海道は、「ゼロに戻れる場所」だ。 都市の生活には、あまりにも多くのノイズがある。でもこうして雪に覆われた平原に立つと、それらは自然と遠のいていく。雪は正直だと思う——地面にある雑然としたものを、分け隔てなくすべて覆い隠して、世界をシンプルにしてくれる。 この二本の木は、余分なものがすべてそぎ落とされて、いちばん根本的な姿に還元されたように見えた。私が北海道に行った理由も、きっと同じだ。 この静けさを、忘れないように、シャッターを切った。