ガラス張りの近代的なビル群と交差する高架構造

・『 言霊信仰 』・ ・ことだましんこう・ その言葉がネガティブに使われ出してから、 この国は、どこかつまらなくなった。 無数の人が交差点を渡り、広告が大音量で何かを叫ぶ。 誰もが何かを語り、文字が画面に溢れているのに、 そこに「想い」は、あるだろうか? かつて人々は信じていた。“言葉に宿る力”を。 ひとつひとつの言葉には魂が宿り、 それは人を導き、癒し、そして未来さえも変えると。 けれど今、軽く吐き出された言葉が 誰かを傷つけ、空気を濁らせ、 やがて社会そのものを鈍くさせていく。 言霊信仰。 それは、ただの迷信でも、古びた風習でもなかった。 むしろ、私たちの暮らしの“根”にあり、 見えないところで人と人とをつないでいたものかもしれない。 言葉が軽くなった時代にこそ、 もう一度、言葉の重みと向き合いたい。 祈るように話し、届けるように語る。 そんな営みが、 騒がしさの中に沈む心に、そっと火を灯してくれるはずだ。 📸:Minolta SRT-101 🎞️ : 35mm Kodak Gold 200