人間が便利さのために置いたものが、 いつの間にか猫の居場所になっていた。 そこは、ただの空きスペースだったはずなのに、 猫が座った瞬間、少しだけ神聖な場所に見えた。 都市の隙間には、まだ名前のない祠がある。 それを見つけるのは、たぶん人間ではなく猫の方が上手い。