
Cover photo by samuge
伝統と革新を融合させ、写真文化に新たなページを加えるライカカメラグループ。2023-2024年度の売上高が過去最高を記録し、ライカのブランド力と製品の進化を再確認する1年となりました。
今回は、最新製品やモバイル事業の進展、そして100周年を迎える「ライカI型」の特別な取り組みに焦点を当ててご紹介します。

Photo by Yukihiro
進化するアイコニックカメラ
ライカの基幹製品であるカメラ事業は「ライカQ3」によって絶好調。「Q3」はフルサイズセンサー、60MP解像度、像面位相差AFを備え、プロも納得の性能とスタイリッシュなデザインが特徴です。
また、「ライカM11-P」は世界初のデジタル画像真正性保証機能「コンテンツクレデンシャル」を搭載。これらの製品がライカの売上をけん引し、次世代の写真家を魅了しています。

Photo by Kota
モバイルフォトの新領域
ライカはモバイル市場にも積極的に進出。iPhone用アプリ「Leica LUX」は、スマートフォンをプロ仕様のカメラに変えるツールとして注目されています。
さらに、Xiaomiの「Xiaomi 15」シリーズに光学技術を提供し、モバイル事業を強化。「スマホでもライカ体験」という新しいユーザー層へのアプローチが成功を収めています。

Photo by Yuya
写真文化の未来へ
2025年に100周年を迎える「ライカI型」。世界初の量産型35mmカメラとして歴史的な転機を作ったこのモデルを祝うイベントが、本社ウェッツラーを中心に30カ所のギャラリーで開催予定です。
これは単なる記念ではなく、次の100年を見据えた「写真芸術の振興」というビジョンの表明でもあります。