高品質な映像撮影を実現する「LUMIX GH7」発表 | パナソニック

2022年3月に発売された「LUMIX GH6」の後継機が登場した。本機は動画フラグシップとして位置づけられ、動画RAWデータの内部記録や音声の32bitフロート録音、Adobe Frame.ioへの接続対応など、映像制作におけるワークフロー向上を図る多くの機能を搭載している。また、標準装着される「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.」レンズにより、高品質な映像撮影が可能である。

新機種は有効約2,520万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用しており、従来機のLive MOSセンサーから大幅に刷新されている。画像生成時に暗部と明部を1つに合成して豊かな階調を得る「ダイナミックレンジブースト」機能は引き続き搭載されているが、ベース感度がISO 500に拡張された。さらに、G9PROIIやLUMIX S5II/S5IIXに採用された像面位相差AFを搭載し、リアルタイム認識AFが向上。特に動体追従や複数人数、逆光、低照度、点光源、商品紹介などのシーンでの性能が進化している。

被写体認識AFには新たに「列車/飛行機」を追加し、「被写体の部位設定」にも対応した。これにより、例えばレーシングカー撮影時にドライバーのヘルメットや車のフロント部など、特定部位を指定することが可能となった。5軸ボディ内手ブレ補正は最大7.5段分の補正効果を提供し、動画撮影時にはブーストI.S.、アクティブI.S.、E.I.S.も利用可能である。さらに約1億画素の「手持ちハイレゾ」や「LEICA モノクローム」機能も搭載し、クリエイティブな表現を追求するユーザーに最適なカメラとなっている。

記録メディア:

• CFexpress Type Bカード
• SDメモリーカード
• SDHCメモリーカード※1
• SDXCメモリーカード※1（ビデオスピードクラス90対応）

レンズマウント:

• マイクロフォーサーズマウント

撮像素子:

• 4/3型 裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサー
• 総画素数：約2,650万画素、原色カラーフィルター

カメラ有効画素数:

• 約2,520万画素

防塵対応:

• センサーシフト方式
• 手動

画像フォーマット:

• JPEG (DCF準拠、Exif2.31準拠)
• RAW