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photo poster project | スタッフ卒業インタビュー | 台北でやり切った日々、みんなの助っ人だったリーダー JoJo | ISSUE #279

By cizucu · 2026年9月6日

photo poster project | スタッフ卒業インタビュー | 台北でやり切った日々、みんなの助っ人だったリーダー JoJo | ISSUE #279
photo poster project | スタッフ卒業インタビュー | 台北でやり切った日々、みんなの助っ人だったリーダー JoJo | ISSUE #279

cizucuが世界中で開催している〈photo poster project(フォトポスタープロジェクト)〉。cizucuに写真を投稿するだけで、フォトポスターの展示会に参加でき、まだ見ぬフォトグラファー友達と出会うことができます。

台湾・台北で、その場を支えてきたのがJoJoさんでした。台北マネージャーとして、イベントの運営、参加者とのコミュニケーション、現地チームづくり、そして会場の空気を整えることまで。目に見える進行だけでなく、参加者やスタッフが安心して関われるように、細かな気配りを重ねてきました。

今回の記事は、JoJoさんが台湾のpppで歩んできた時間を、卒業・引退という節目に振り返るものです。ファウンダーのRinさんとの対話を通して見えてくるのは、ひとりのマネージャーの記録であると同時に、写真を通じて人と作品が出会う場が、どのように育まれてきたのかという物語でもあります。

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By cizucu

インタビュー参加者
JoJo(台北マネージャー)
Rin(プロジェクトファウンダー)
cizucu編集部
同時通訳:Saki

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Q.01ゼロからの台北ppp、「詐欺かも?」から始まったマネージャー面接

cizucu編集部

最初に〈photo poster project〉の話を聞いたとき、どう感じましたか?

JoJo

台湾にも写真展はありますが、〈photo poster project〉のように、展示だけでなく交流まで大切にする写真展は、あまり見たことがありませんでした。

最初に仕事内容を聞いたときは、母に「それは詐欺なんじゃないの?」と言われたんです。台湾では、海外の仕事やプロジェクトに関わることに対して、慎重に見られることもあります。実際に、海外へ行ったまま戻れなくなったというような話も耳にするので、母も心配してくれたのだと思います。私自身も、海外のプロジェクトに関わることへの不安は、正直少しありました。

でも、実際に面接を受けてみると、その時間自体がすごく楽しかったんです。受からなかったら仕方ないけれど、経験としてとても良くて。でも、他にも素敵な人がいるだろうなと思っていたので、選ばれたと聞いたときは、本当に感動しました。

cizucu編集部

Rinさんとの最初の出会いは、どんな印象でしたか?
Rinさんは、面接のときから話す内容に筋が通っていて、熱意がある人だなと思いました。仕事を楽しんでいることも、すごく伝わってきました。

初めて台湾に来たときも、夜市や小吃、小籠包みたいな小さなことに、すごく素直に感動してくれて。それが嬉しかったのを覚えています。
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Rin

オンライン面接で一番楽しそうに話していたのがJoJoさんだったことを今も覚えています。実は台湾のpppを立ち上げたのは、韓国で初めてpppを開催した、そのすぐ翌月で、準備期間も短く、決して余裕のあるスタートではありませんでした。それでも、その中でJoJoさんの明るさと情熱が強く印象に残っていて、今思えば、JoJoを選んだのは、誇らしい決断だったと思います。

Q.02泣いてしまった初日

cizucu編集部

初回のpppを終えたあと、どんなことを感じていましたか?

JoJo

1回目のpppが終わったあと、私は泣いてしまいました(笑)。
理由は、うれしさだけではありません。ずっと準備をして、緊張しながら当日を迎えて、想像以上にたくさんの人が来てくれました。参加者同士が交流している姿を見られたことも、本当に嬉しかったです。

でも、ギャラリートークで自分の想いを伝えるときに、緊張してうまく話せなかった悔しさも残りました。だから1日目が終わった夜に、自分のどこを改善できるのか、紙に書き出しました。
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台北で初めて開催したpppの初日。

JoJo

そのメモを、2日目の朝にもう一度見直しました。1日やってみて、少しずつ流れを掴めたこともありましたし、台湾チームがいたので、頼れると思えました。だから2日目は、少し自信を持って会場に立つことができました。

cizucu編集部

日本からメンバーを派遣せず、台湾の現地チームだけで運営するようになってからは、どうでしたか?

JoJo

台北チームだけで運営するようになってからは、また別の緊張感がありました。

会場設営が思うように進まず、開始が少し遅れてしまったこともあります。展示準備を手伝う予定だったクリエイターが、急遽参加できなくなることもありました。現場では、毎回何かしら予想外のことが起こります。
それでも、スタッフが経験を積んで、少しずつ頼もしくなっていくことがありがたかったです。日本チームに連絡すると、現地にいるみたいにすぐ返事をくれることも、とても心強かったです。

cizucu編集部

マネージャーとして、特に大切にしていたことはありますか?

JoJo

pppの仕事は、ただイベントを進行することだけではないと思っています。参加者、スタッフ、会場、協力してくれる企業、それぞれの状況を見ながら、場が止まらないように整えていくこと。
その積み重ねが、私にとっての台北pppの日々でした。
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Q.034歳の参加者が教えてくれたこと

cizucu編集部

これまでのpppで、特に忘れられない参加者や出来事はありますか?

JoJo

すごく印象に残っているのは、4歳の子が出展してくれたことです。

最初は、こんなに小さな子が写真を展示するんだ、と驚きました。でも、その子の作品を見ていると、写真は上手いかどうかだけで見るものではないんだと、改めて感じたんです。

その写真の背景には、その子が見ていた景色や、家族との時間、その瞬間にしかない気持ちがありました。会場でその話を聞いたとき、写真を通して誰かの大切な時間に触れられることが、pppの面白さなんだと思いました。
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cizucu編集部

これまでのpppで、特に忘れられない参加者や出来事はありますか?

JoJo

すごく印象に残っているのは、4歳の子が出展してくれたことです。

最初は、こんなに小さな子が写真を展示するんだ、と驚きました。でも、その子の作品を見ていると、写真は上手いかどうかだけで見るものではないんだと、改めて感じたんです。

その写真の背景には、その子が見ていた景色や、家族との時間、その瞬間にしかない気持ちがありました。会場でその話を聞いたとき、写真を通して誰かの大切な時間に触れられることが、pppの面白さなんだと思いました。

Q.04相談できる人が、場を育てていく

cizucu編集部

JoJoさんが台北チームで大切にしていたことはありますか?

JoJo

一番大切にしていたのは、みんなが話しやすい雰囲気をつくることです。

マネージャーだからといってすべてを強く決めるのではなく、スタッフ一人ひとりの状況を見ながら、一緒に考えることを意識していました。月に一度会える友達のような感覚もあって、仕事だけではない関係性がありました。
誰かが困っていたら声をかけ、間違いがあっても、ただ指摘するのではなく、そっと直せるところは直す。そうした小さな積み重ねが、チームの空気をつくっていたのだと思います。

Rin

JoJoさんは、ただ進行を管理するのではなく、スタッフや参加者が安心してその場にいられるよう、いつも周りを見てくれていました。台北のpppが持つあたたかさや距離の近さは、JoJoさんが少しずつ育ててきたものだと思います。

cizucu編集部

参加者やボランティアと関わるうえで、どんなことを大切にしていましたか?そこから、どのようなつながりが生まれましたか?

JoJo

出展者もボランティアも、それぞれに違う背景や気持ちを持って会場に来ます。だからこそ、一人ひとりが安心して話せるようにしたいと思っていました。
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JoJo

作品を展示するだけでなく、話を聞いてもらい、感想を伝えてもらうことで、参加者にとってのpppの時間が少し変わっていく。その瞬間に立ち会えることが、私にとっても大きな喜びでした。

大きな成果というより、参加者やスタッフ、ボランティアが写真をきっかけにつながり、また次の回にも来てくれる。続ける中で、そうした小さな循環と関係性が生まれたことが、私にとってはとても大切でした。

Q.05写真が違うからこそ面白い、安心して語り合える場所

cizucu編集部

JoJoさんから見て、cizucuやpppらしさはどんなところにありましたか?

JoJo

国や言語が違っても、写真をきっかけにつながれるところです。
日本のチームと台湾のチームで、言葉も距離も違います。でも、みんなが「どうすれば参加者にとっていい時間になるか」を考えていました。困ったことがあったときも、すぐに相談できるし、挑戦してみようとすると応援してくれる。その空気が、すごくcizucuらしいと思っていました。

台湾でpppを続ける中でも、写真があることで、初めて会う人同士が自然に話し始める瞬間が何度もありました。作品の前では、年齢や職業、言葉の違いよりも、「この写真をどう感じたか」が先に見えてきます。

cizucu編集部

その経験を通して、写真への見方は変わりましたか?

JoJo

変わりました。写真は上手いかどうかだけではなくて、その人の記憶や気持ちを誰かに渡すものでもあると思うようになりました。
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JoJo

実は、大学では、テレビ放送と心理学を学んでいました。授業で作品について「良い」「悪い」とはっきり評価され、少し萎縮してしまった経験もあります。でもpppでは、どの作品にも、その人だけのストーリーがある。完璧な写真を並べる場所というより、それぞれの人が自分の視点を持って集まれる場所なんだと思います。

Q.06涙のあとに見えた、私なりのマネージャー像

cizucu編集部

今振り返って、pppマネージャーとして過ごした時間には、どんな感情が残っていますか?

JoJo

大変なこともたくさんありましたが、今は「やり切った」という気持ちが大きいです。

毎回、同じイベントをしているようで、実際にはまったく同じ日はありませんでした。新しい参加者がいて、新しいスタッフがいて、そのたびに嬉しい瞬間があり、同時に異なる課題も生まれました。だから工夫を重ねながら続けられたのだと思います。
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JoJo

最初は不安もありました。でも、回を重ねるうちに、どうすれば場が動くのか、どうすれば人が安心して話せるのかを考えるようになりました。写真を見る目も、人と関わることへの向き合い方も、少し変わった気がします。

cizucu編集部

次にマネージャーとしてpppに関わる人へ、伝えたいことはありますか?

JoJo

完璧にできる人だけが、pppに関われるわけではないと思います。
私も最初から全部できたわけではありません。緊張したり、失敗したり、泣いたりしながら、少しずつ覚えていきました。でも、自分なりの気配りや、誰かの作品を大切に見ようとする気持ちがあれば、それはきっと場に伝わると思います。

Q.07JoJoさんへ、ともに台湾のpppをつくった仲間たちから届いた愛のメッセージ

Saki

私にとって、台湾のpppの「安心感」は、JoJoがいてくれることでつくられていると感じています。JoJoは、台湾のpppにとってのお母さんのような存在です。参加者にとってだけでなく、スタッフにとっても「JoJoがいてくれると安心する」と思える人でした。

以前、JoJoが自己紹介で「なぜJoJoと呼ばれているのか」という話をしてくれたことがありました。本当の英語名はJocelynですが、仲間から相談されることが多く、中国語の「求救〜(助けて〜)」と「JoJo」の音が似ていることから、そう呼ばれることが多いそうです。
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台北で初めて開催したppp、その前日。

ここからは、JoJoさんと一緒に台湾のpppをつくってきた仲間たちから届いたメッセージを紹介します。そこに共通していたのは、JoJoさんがただ運営をしていたのではなく、安心できる空気をつくっていたということでした。

Saki

日本のcizucuスタッフが台湾に来たときには、「私は台湾のグルメタウン・台南出身だから、わざわざ海外から来てくれた人をお腹すかせたまま帰すわけにはいかない。美味しいものをお腹いっぱい食べてもらわないと!」と話していたのが、とても印象に残っています。

JoJo~感謝你一直支持台灣ppp團隊! 因為有你,台灣ppp才能一直維持這麼安心、溫暖的空間。我真的很享受每一次的ppp,也很開心能夠加入台灣ppp團隊,認識你! 我相信未來的你也一定會有很多快樂的時光,要記得照顧好自己、保持健康,好好享受留學生活喔~

洪玉庭(Hazel)

pppを通じてあなたと知り合えたこと、そして一緒に仕事をする機会に恵まれたことを、本当に嬉しく思っています。私がpppに参加したのは、きっとあなたが率いる台北チームがつくり出していた、安心できて、その一員になりたいと思える雰囲気があったからだと思います。

あなたの行動力と、チームのために尽くす姿勢は本当にすごいなと感じています。高雄のイベントに2回とも参加して手伝ってくれたこと、本当にありがとうございます!留学の知らせを聞いて、少し寂しい気持ちもありますが、それ以上にあなたが嬉しいです。健康で、新しい旅路の毎日が充実して楽しくありますように!

阿賢

JoJo、あなたと知り合えて本当に嬉しいです。あなたはとても素晴らしいリーダーです。pppに参加してから、あなたはいつもみんなをひとつにまとめ、展覧会を成功させ、さらに良いものにしてくれました。

参加して手伝う機会をくださったこと、そしてその過程でたくさんの励ましをもらったことに感謝しています。これからイギリス留学がすべて順調でありますように。pppと私たちのことも、忘れずに気にかけてくださいね!

Hsu Tai

Hi JoJo、高雄の仲間のTaiです。一緒に働いた時間は長くありませんが、初めてスタッフになったとき、案内とサポートをしてもらえたことにとても感謝しています。あなたの熱意と楽しさが、私がチームに早く溶け込めた理由です。またpppで会えることを願っています!
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Ben Lee

pppであなたと知り合えたこと、そして台湾のpppチームの一員として一緒にいられたことを、とても嬉しく、幸運に思っています。この1年、台北チームを率いて、たくさんの大切な「初めて」を一緒に成し遂げてくれてありがとう。特に、台湾初のcizucu pppイベントを一緒に企画できたことで、私たちは台湾のpppの出発点をともに記すことができました。

あなたの細やかさと優しさには、ずっと感心していました。イベントのとき、静かに用意してくれたコーヒーやお菓子、普段からのみんなへの気遣い、励まし、支え——そのすべてが、チームを温かく、ひとつにまとめてくれました。

あなたがいたからこそ、私たちはただコミュニティに参加しただけではなく、台湾のpppの誕生をともに見守り、この旅の最初の仲間になることができました。台湾のpppに、温かく、互いに信頼し合える文化を残してくれてありがとう。

郭媛婷

人生の次のマイルストーンに進むことを、本当におめでとう。cizucuであなたに出会えたこと、私はとても幸せです!それまでまったく面識がなかったのに、会うたびに昔からの知り合いみたいで、あなたがいるととても安心します。

これからのあなたは、どんなことでも、どんな分野でも、きっと輝くと思います。海外でのすべてが順調で、健康でありますように。凱旋帰国を待っています〜
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阿森

Hi JoJo、今年は台北から高雄まで、たくさんのpppを一緒に経験しました。どの経験も、とても忘れられないものです。これからの大学院生活が順調でありますように。また台湾で会えるのを楽しみにしています。

Julia Chou

JoJo、これから始まる新しい旅を祝福します!これからの毎日が、きっととても素晴らしいものになると思います。一緒に仕事をする機会に恵まれて嬉しかったです。これまで支えてくれてありがとう。これからもつながり続けていけますように。

Q.08JoJoさんがつないだバトン

Rin

JoJoさんが台北でつくってくれたものは、イベントの回数や運営の記録だけではないと思っています。

参加者が安心して作品を見せられる空気や、スタッフが自分の言葉で話せるチームの雰囲気、写真をきっかけに人と人が近づいていく時間。そういう一つひとつが、JoJoさんのまなざしや気配りから生まれていました。

最初の面接で感じた明るさや情熱は、最後まで変わらなかったと思います。台北のpppをここまで育ててくれて、本当にありがとうございました!
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cizucuにJoJoが関わってきた時間はここで一区切りになりますが、台北で生まれた関係性や、参加者の方々が残してくれた言葉は、これからも続いていくと思っています。

卒業は終わりというより、バトンを渡すことに近いのかもしれません。JoJoさんが台北で育ててきたあたたかな場は、次の誰かの手に渡りながら、これからも写真と人をつないでいきます。

これからJoJoさんはロンドンへ渡り、アートセラピーを学ぶ予定です。今回の留学は、フォトグラファーとして歩んできたキャリアを、写真を通して人の感情や自己理解に寄り添う仕事へと広げる一歩でもあります。現地では、アートセラピーに関する展示を準備し、写真との組み合わせを構想しています。

将来は、写真などのアートメディアを通して、人の心に寄り添い、癒しを届けたいと考えています。台北のpppで培った、相手の声を聴き、安心して表現できる場をつくる経験が、次の場所でどのような実践へつながっていくのか。cizucuもロンドンでpppを開催しているからこそ、いつか新しい形でJoJoさんと再び同じ場をつくれることも楽しみにしています。cizucuで過ごした時間と、そこで生まれたコミュニティの輪は、これからも続いていきます。

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