カメラ歴13年のぼくですが、先日はじめての大きな決断をしました。
それは、フルサイズ機を手放してAPS-C機メインにすること。それまでのカメラ人生、より大きなセンサーサイズを追い求めたことはあっても、サイズダウンさせたことはありませんでした。
きっかけは、息子の誕生でした。それまでは野鳥や風景、ポートレートなど幅広い被写体を追いかけ、若さに任せて数キロを超える機材を担いで自然の中を駆け回ってきました。
けれど今は、10キロの息子を抱えながら動かなければなりません。家族写真を撮ることは、機材選びの基準そのものを見直すことでもあったのです。
家族との距離をいちばん大切に
家族ができる前からカメラを趣味にしていたこともあり、我が子の撮影もきっとうまくこなせると思っていました。
ところが、いざ自慢のフルサイズ機を持ち出してみると、その重さだけで身動きが取りづらく、長く愛用してきた50mmレンズも、すぐそばにいる息子を撮るには画角が狭すぎました。
そうして行き着いたのが、APS-C機に35mm判換算28mmの単焦点レンズを組み合わせた、いまのメインシステムです。

Photo by マサヒデ
フルサイズ機を手放すということ、好きだった画角を変えるということは、かなり強い決心を必要とする変化でしたが、やはり家族に勝るものはありません。
家族との距離をいちばん大切に考えた結果、行き着いた機材の答えだと思っています。
全てが写っていなくてもいい
もちろん、APS-C機に変えた代償はあります。ダイナミックレンジが狭かったり、簡単にノイズが乗ってきたり。RAWデータの編集耐性が低いことは、カメラを長年趣味としてきたからこそ感じる扱いづらさです。
しかしそんな撮影を繰り返しているうちに、家族写真に完璧な写りを求める必要なんてないんだと感じるようになってきました。

Photo by マサヒデ
息子の成長、家族の幸せ、何気無い日常、そんな雰囲気が写真に残っていたら、多少白飛びしようがノイズが乗ろうが、ぼくたち家族にとってはいい写真です。
これから家族写真を撮る人へ
もしこれから家族写真を撮りたいと考えていて、機材選びに迷っている人がいたら、ぼくはAPS-C機を強く勧めます。やっぱり小型であることのメリットは、家族との日常を邪魔しないという点で非常に重要になると思うからです。

Photo by マサヒデ
もしAPS-C機にしたことにより予算に余裕が出るなら、レンズはなるべく明るいものを選ぶことをお勧めします。室内は思っている以上に暗いし、子供は片時も止まってはくれません。
いくら多少のノイズは許容できるとはいえ、家族の表情がわかる程度には抑えたいものです。

