ぼくがカメラをはじめて買ったのが13年前。まだまだ若いつもりが、気づいたらあっという間に30代に突入していました。
まさか自分がこんなことを言う日が来るなんて。多少なりとも躊躇う気持ちはまだまだ持っていたいものですが、今回のテーマは「機材を買うのは若いうちに」です。
先輩ぶりたいわけではないのですが、この歳になって家庭を持ち、生活環境が変わると、写真という趣味に費やす時間やお金の使い方も当然変わってきます。
振り返ってみると、もっと早く買っておけば良かったと思う機材がたくさんあるのです。
ひとりで出掛けている場合じゃない
ひとまず、ぼくの個人的な話をさせてください。結婚し、子供ができてから、カメラと向き合う時間は確実に変化してきました。
一番変わったのは、好きなタイミングで撮影に行けないことです。
今のぼくにとって休みはとっても貴重。溜まった買い物や家事まで週末にこなしていると、家族と過ごす時間を設けるのですら精一杯です。

Photo by マサヒデ
そんな状態なので、タイミングを見計らい、ひとりで撮影に出かけるなんてもってのほか。本当は季節や時間帯を合わせて撮りに行きたい被写体も、もはや追っかけている場合じゃありません。
冒険に連れ出してくれる機材
今思うと、若くてフットワークの軽いうちに、いろんな機材を持って冒険に出かけるべきだったと強く感じています。
特に後悔しているのは、超望遠レンズです。年に数日しか見られない、桜を背景にしたカワセミ。険しい山を登ってしか撮れない、山岳の風景写真。超望遠レンズはいろんな冒険に連れ出してくれるきっかけを与えてくれますが、その価格帯から、学生時代に手に入れることは諦めていました。

Photo by マサヒデ
しかし今思うと、多少無理をしてでもあの時手に入れておけば、もっといろんな経験が積めたはずと後悔を感じずにはいられません。
機材は経験だ
「若いうちは経験にお金を使え」などとよく聞くかもしれませんが、カメラ機材というのはまさに「経験」だと、この歳になって強く感じます。
その機材がないと得られない撮影経験がある。
踏み込もうと思えなかった世界がある。
機材を手にしてはじめて触れた世界にこそ、人生に意味を与えてくれるような深い経験があったと、今振り返ると思います。

Photo by マサヒデ
お金のことは計画的に
ただし、お金のことは計画的に。これもまた、若い人たちへ伝えたいメッセージです。 まず個人的には、借金はお勧めできません。キリがないからです。
欲しい機材や行きたい旅先をきっちり計画して、前もってお金を稼いで貯める。それから使う。この順番を守れる習慣が、カメラという高価な趣味を長く楽しむ秘訣でもあります。

Photo by マサヒデ
きちんとお金を貯めたら、使うところには躊躇わず使ってもいいと思います。
人生に意味を与えてくれる経験はお金に代え難い価値がありますし、なによりカメラ機材はリセールバリューがなかなか高いこともメリットです。

