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photo poster project | 写真が「留まる」場所。言葉で世界が広がった日 by 中村結 | ISSUE #239

By cizucu ·

photo poster project | 写真が「留まる」場所。言葉で世界が広がった日 by 中村結 | ISSUE #239

cizucuが世界中で開催する、都市と日付を選ぶだけで参加できる、フォトポスターの展示会〈photo poster project〉。

私たちが ppp と呼ぶこのプロジェクトは、単なる写真の展示会ではありません。誰もが安心して自分のストーリーをシェアできるコミュニティであり、世界中のクリエイターとリアルな世界で繋がることができるチャンスでもあります。

今回は〈photo poster project〉に参加されたクリエイターの中村結さんに、お話をお伺いしました。

自己紹介をお願いします!

中村結といいます。今年の4月で社会人2年目になりました。大学時代は、高校生・大学生向けの雑誌を制作して販売する活動をしていました。

昔からカメラにはずっと興味があったのですが、「自分には難しいかもしれない」「向いていないかもしれない」と、どこかで距離を置いていました。けれど社会人になってから改めて、「好きなこと」や「やってみたかったのに諦めていたこと」に向き合いたいと思い、カメラを始めました。

参加したきっかけは?

以前、横浜で開催された〈CP+〉の特別回に参加したことがあります。そのときはギャラリートークの時間がなく、写真について自分の言葉で伝えたり、相手の言葉を受け取ったりする機会がありませんでした。

だから今回は、「写真について直接、言葉で伝える場」に惹かれて参加を決めました。

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実際に参加してみてどうでしたか?

自分の写真がプリントされて空間の中に並んでいるのを見たとき、まず不思議な感覚がありました。普段スマホで見ている写真とは違って、それだけで少し別のものに見えたんです。

特に印象的だったのは、誰かが足を止めて、自分の写真をじっくり見てくれている時間。画面の中では流れてしまう一枚が、展示の中では「留まる」ことに、新鮮さを感じました。

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ギャラリートークでは短い時間ながら、自分の写真について言葉にして伝える機会がありました。これまで自分の写真を誰かに説明することはほとんどなかったので、直接聞いてもらえることが嬉しかったです。
同時に、他の出展者のギャラリートークを聞く中で、同じような景色でも人によってこんなふうに見えているのか、と驚かされました。写真をそのまま見るだけでは分からなかった背景や視点を知ることで、その人が見ている世界に少し触れられたような感覚がありました。

言葉にして初めて気づくこともあれば、言葉では追いつかない感覚があることも印象に残っています。写真と人のあいだにある、その両方に触れられた時間でした。

今回その一枚を選んだ理由は?

一色海岸周辺で撮影した一枚です。

逗子駅からあてもなく歩いているうちに、気づけば5時間が経っていました。歩いていく中で、散歩している人や、ただ海を眺めている人など、それぞれの日常の時間が流れているのを目にしました。

私にとっては、自宅から3時間ほどかけて訪れた小さな旅。でもその場所に住む人たちにとっては、旅行ではなく日常の延長にある海なのだと感じました。そんなふうに時間が重なっていることが、強く印象に残っています。

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今回の展示作品

また、私がカメラを手に取るのは、目の前の瞬間を残したいと思うときや、頭の中が少し整理しきれないときが多いです。撮ることに没頭している時間や、撮り終えた後には、少しだけ気持ちがすっきりしていることがあります。

交流の時間の中でも、「どんなときに写真を撮るのか」について出展者の方々と話して共通点が見つかったことも、印象に残っています。

photo poster project参加を迷っている人へ

普段、撮影しているだけでは得られない気づきが多くありました。
自分の見えている世界を言葉にすること。そして、他の人が見ている世界を、写真と言葉の両方で知ること。その往復の中で、自分の世界の見え方が少し広がったように感じています。

SNSでのいいねやインプレッションの数にとらわれず、純粋に写真そのものと向き合い、語ることができるのも、ppp の魅力だと思いました。

迷っている方へ、何か完成していなくても大丈夫だと思います。一度、自分の枠から外に出してみることで、見える景色が少し変わるかもしれません。
これからも参加したいと思える体験でした。

photo poster project

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