cizucuが世界中で開催する、都市と日付を選ぶだけで参加できる、フォトポスターの展示会〈photo poster project〉。
私たちが ppp と呼ぶこのプロジェクトは、単なる写真の展示会ではありません。誰もが安心して自分のストーリーをシェアできるコミュニティであり、世界中のクリエイターとリアルな世界でつながることができるチャンスでもあります。
今回は〈photo poster project〉に参加されたクリエイターのMigoltaさんに、お話を伺いました。

自己紹介をお願いします!
はじめまして。Miguelです。SNSなどでは〈Migolta〉という名前でも活動しています。
フィリピン生まれ、イギリス育ち。2022年に〈Minolta X-700〉を購入したことをきっかけにフィルム写真を始めました。名前の〈Migolta〉は、Miguel と Minolta を掛け合わせたちょっとした言葉遊びです。
フィルムで撮るようになってからは、デジタルのように「完璧な一枚」を急いで求めるのではなく、失敗も含めて学びながら、ゆっくりと写真と向き合えるようになりました。まだ写真歴は浅いのですが、ストリート、ドキュメンタリー、スタジオ撮影など、いろいろな表現を試しながら自分の視点を育てていきたいと思っています。
参加したきっかけは?
自分の作品を展示して、写真を撮るクリエイターの皆さんと直接つながりたいと思ったのがきっかけです。
SNSで写真を共有することもできますが、やっぱり実際の場でプリントを見てもらったり、写真にまつわる背景を聞いたりする体験は、まったく別の熱量があると感じています。〈photo poster project〉は、フォトウォークのような限られた機会以外ではなかなか得られない「写真を撮る人同士のリアルな交流」が生まれる場所で、コミュニティとしてすごく心強い存在でした。

また、私が参加した回はアジア圏外で開催される初めての ppp だったこともあり、「これは絶対に逃したくない」と思い、迷わず参加を決めました。
実際に参加してみてどうでしたか?
とにかく、人とつながれることが一番の魅力でした。会場でたくさんの方の写真に触れて、それぞれの背景や価値観がどう撮影スタイルにつながっているのかを知れたのが、とても刺激的でした。
それに、自分の作品について褒めてもらったり、感想をもらったりする中で、「自分では気づけなかった見え方」に出会えたのも嬉しかったです。

個人的には、クリエイターカードを印刷して、来場者やフォトグラファーの方に渡せたのも良い体験でした。写真を介して自然に会話が始まっていく感覚があって、改めて「写真ってコミュニケーションの入口なんだな」と感じました。
今回その一枚を選んだ理由は?
この一枚を選んだのは、「薄れていく記憶」をうまく映し出せていると感じたからです。時間が経つにつれて、記憶の輪郭が曖昧になって混ざり合っていく。その感覚が、この写真には重なっている気がしました。
私が働いているモーションデザインのスタジオには、「実験して、遊んで、好奇心を持ち続ける」ことを大切にする文化があります。そこでの姿勢に影響を受けて、写真でもできるだけ自由に試してみるようにしています。この写真は、そうした“うまくいった実験”の記録でもあります。

実は、フィルムで二重露光に初めて挑戦したのもこの作品です。現像してみて、想像以上に良いフレームになっていたことが、私にとっては嬉しい驚きでした。
photo poster project参加を迷っている人へ
迷っているなら、ぜひ参加してみてほしいです。
情熱を注いでいる作品をシェアしたい人、いろいろなバックグラウンドを持つフォトグラファーから刺激を受けたい人にとって、ppp はすごく良いきっかけになると思います。
しかも、ポスターの印刷や展示は〈cizucu〉が用意してくれるので、自分で大きな準備をしなくても参加できるのが魅力です。つながって、作品を見せて、インスパイアされる。その体験をぜひ味わってください。


