cizucuが世界中で開催する、都市と日付を選ぶだけで参加できる、フォトポスターの展示会〈photo poster project〉。
私たちが ppp と呼ぶこのプロジェクトは、単なる写真の展示会ではありません。誰もが安心して自分のストーリーをシェアできるコミュニティであり、世界中のクリエイターとリアルな世界で繋がることができるチャンスでもあります。
今回は〈photo poster project〉に参加されたクリエイターのDarren Lowさんに、お話をお伺いしました。

自己紹介をお願いします!
Darren Lowと申します。国際商事仲裁を専門とする弁護士として働いています。クライアントが目標を達成できるように伴走する仕事ですが、案件ごとに求められるものが異なり、とても“オーダーメイド”な世界です。
その反動もあって、写真は自分にとって大切なクリエイティブの出口になっています。普段はモノクロ写真を中心に撮っていますが、カラー写真も学び続けています。モノクロでは表現できない空気感や感情が、色には確かにあると感じているからです。
参加したきっかけは?
フォトウォークのように気軽な集まりなら見つけやすい一方で、同じ“写真好き”同士と腰を据えて、互いの作品について話せる場は意外と多くないと感じていました。僕にとって、そうした対話は写真を続けていくうえでとても大事な要素です。
加えて、僕が撮るモノクロ写真はカラーに比べて少しニッチな存在です。だからこそ、作品を介して「なぜこの一枚なのか」をじっくり話せる機会は貴重でした。〈photo poster project〉は、まさにその時間が生まれそうだと思い、参加を決めました。
実際に参加してみてどうでしたか?
“一日だけ”だとしても、cizucuと一緒に展示をつくる体験は、僕にとってちょうど良い濃度でした。会場の空気はリラックスしていて、それでいて距離が近い。自然と会話が始まる、あたたかい雰囲気がありました。
ポスターのクオリティがとても高かったのも印象に残っています。そして何より、作品の並び(シークエンス)に意図があって、会場全体が一つの“体験”として設計されていると感じました。

参加者も、本当に多様でした。いろんなバックグラウンドの人が集まっていて、気づけば展示の時間はあっという間に過ぎていました。初めて展示をする人にとっては入り口として優しく、すでに展示経験がある人にとっても、週末の午後にふらっと浸れる心地よい時間になる。そんな絶妙なバランスがあると思います。
個人的には、家族や友人など大切な人たちが会場に足を運んでくれたことが一番嬉しかったです。真剣に向き合っている趣味ほど、身近な人に言葉で説明するのは難しい。〈photo poster project〉は、それを自然に共有できる場所になってくれました。
今回その一枚を選んだ理由は?
展示する作品を選ぶときは、①自分が本当に展示したい(誰かに見てもらいたい)と思えるか、そして②見た人にどんなムードや余韻を持ち帰ってほしいか、の二つを大切にしています。
また、見る人(観客)によって同じ写真でも受け取り方が変わるので、「この場にはどんな人が来るだろう?」ということも常に頭の片隅にあります。その想像が、②の“ムード”の解像度を上げてくれる気がしています。

とはいえ、動機を言葉で説明しすぎなくても、最後は写真そのものが語ってくれると思っています。だからこそ、ここに選んだ一枚には、僕の気持ちをすべて預けました。
photo poster project参加を迷っている人へ
いつか、cizucuが開催する別の展示会でまたお会いできたら嬉しいです。
僕自身、今回の展示でほかのフォトグラファーたちから多くを学びました。次は、あなたの写真からも学ばせてもらえることを楽しみにしています。


