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cizucu主宰『One Time Only』受賞発表 | Challenge #368

By cizucu · 2026年5月29日

cizucu主宰『One Time Only』受賞発表 | Challenge #368

Cover photo by Andy Chan

cizucu主宰『One Time Only』受賞発表 | Challenge #368

Cover photo by Andy Chan

One Time Only

『One Time Only』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテストです。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そしてコミュニティとしての支援を目的としています。

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By cizucu

今回のテーマは、〈二度とない瞬間〉でした。

二度と同じ条件では訪れない、たった一度きりの光や表情、偶然の重なり。
狙って撮れない瞬間だからこそ、写真の中で強い手触りとして残ります。

今回集まった作品は、そうした一回性の強さをそれぞれの距離感で捉えていました。
それでは、応募作品と受賞作品をご紹介いたします。

応募作品

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Photo by Walter Leung

Walter Leung

cizucu編集部
青空に舞う角帽と、同じ方向を見上げる子どもたちの視線が、一気に“祝福の瞬間”へと引き上げています。遠くの街並みは淡く、手前の芝生とガウンの青がまっすぐに立ち上がっていて、記憶の中でだけ鮮明になる色を思い出しました。偶然の軌跡のように散った帽子が、それぞれの未来の行き先を描いているみたいです。一度きりの節目を、軽やかに、でも確かに掴み取った一枚だと感じました。

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Photo by Sara Lim

Sara Lim

cizucu編集部
窓枠の中にだけ切り取られた人物の気配が、匿名性と親密さを同時に連れてきます。ガラス越しの反射や傷が時間の層になっていて、「見えているのに、触れられない」距離が静かに残りました。肩に乗る腕の重みは、疲れや安堵、あるいは次の場所へ向かう決意にも見えてきます。淡い光に包まれた車内が、世界の喧騒から一瞬だけ切り離された避難所のようで、一度きりの休息を写し取った一枚だと感じます。

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Photo by jelly white

jelly white
Flying Beach Umbrella

📷 RICOH GRIII X

cizucu編集部
抜けるような青に、ぽつんと浮かぶ黄色い傘。その距離感だけで、風の強さや一瞬の出来事が伝わってきます。建物の直線や電線が「地上」を示す一方で、雲の柔らかさが視線をほどいてくれて、現実と夢のあわいに立たされるようでした。狙いきれない偶然を、余白ごと受け止めた構図が見事です。見上げた先で、たった一度の自由がひらく一枚だと感じました。

受賞作品

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Photo by emo

emo
卒業

cizucu編集部
夕景のグラデーションを背に、跳ね上がるシルエットが「今しかない」をまっすぐ掴みにいく強さを見せてくれます。手にした帽子や筒が、頑張ってきた時間の証明みたいで胸が熱くなりました。空を横切る雲の線も、歓声の余韻のように伸びていて、瞬間がほどけていく速さまで写っています。終わりの色を、始まりの合図に変えた一枚だと感じました。

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Photo by Andy Chan

Andy Chan

📷 RICOH GR III

cizucu編集部
路地の奥へと駆け抜けるブレが、その瞬間の呼吸まで写し込んでいます。頭にのせた白い“即席の屋根”は、その場で生まれたたった一度の工夫で、ピンチを遊びに変える強さがありました。暗い壁と差し込む光の対比も、一回限りの逃げ道と追い風を同時に示しています。二度と再現できない可笑しさが、確かな手触りで残る一枚です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「二度とない瞬間」に、私たちはどれだけ正直に反応できるのか。
今回集まった作品は、その問いにそれぞれの距離感で向き合い、同じ形では二度と訪れない光や気配を、確かな一枚へと結んでいました。受賞作品はもちろん、すべての応募作品に、クリエイターだけが出会えた“その時しかない”まなざしが息づいています。

次回のフォトコンテストも、ぜひ楽しみにお待ちください!

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