〈Meta〉が提供するテキスト中心のソーシャルメディア・〈Threads〉。そこには日々、世界各国から無数の表現が投稿されています。
『find new pieces』は、Threadsに投稿された無数の作品の中から、才能あふれる作品を見つけ出し、その魅力をマガジンで届ける発掘企画です。毎回テーマを掲げ、それに添う作品を世界中から集めることで、まだ見ぬ才能(new pieces)に出会っていきます。
How to join
cizucuの〈Threads〉で、ふと投稿される “写真のテーマ” 。
そのテーマに合う “あなたの一枚” を、リプライするだけ。
参加条件はひとつ、cizucuのSNSをフォローです💙
ご応募いただいた作品の中から、
選ばれた方にはcizucu編集部より、メッセージをお送りいたします!
今回は、世界中から寄せられた無数の応募作品の中から、23作品をご紹介します。
それでは、それぞれの視点と感性が息づく素晴らしい作品を見ていきましょう。
『blue』
青は、空の奥行きや海の深さみたいに、遠さと近さを同時に連れてきます。
澄んだ青、滲む青、夜に沈む青。
〈blue〉と言っても、見え方も、まとっている空気もさまざま。
光を受けて跳ねる反射、影の中で静かに残る青、雨上がりの路面に浮かぶ青。
色としての青だけじゃなく、気分や時間帯、記憶の手触りまで写り込むのがこのテーマです。
あなたが切り取ったのは、どんな“青”でしょうか。
冷たさでも、やさしさでも、孤独でも、希望でもかまいません。
世界にひとつの〈blue〉を、見せてください。
new pieces

Photo by Phil Chuang
Phil Chuang
💙 01
cizucu編集部
空と海の“青”が一枚の舞台になっていて、そこに跳ぶシルエットがまるで音楽の一拍みたいに響くき渡る。細部を語りすぎない逆光だからこそ、伸びた手先や髪の動き、空中で止まった瞬間の緊張が際立って見えます。水面の反射も美しく、青の静けさと身体の躍動が同居していて、見ているこちらの呼吸まで整っていくようです。

Photo by arrowood
arrowood
📷 APPLE iPhone 13
💙 02
cizucu編集部
青の冷たさではなく、静かに滲む体温のような温かさが感じられる一枚。余計な要素を削ぎ落とした画面の中で、光が触れている部分と、影に沈む部分のバランスが絶妙で、見ているこちらの視線と気持ちをゆっくり整えてくれます。iPhoneで捉えたとは思えない階調の豊かさも魅力で、日常の一瞬が、記憶の奥にある風景みたいに立ち上がってくる作品です。

Photo by WinsomeDaniel
WinsomeDaniel
💙 03
cizucu編集部
青と白のバルーンが画面を包み込んで、被写体の背中へ自然に視線が吸い寄せられる構図がとても印象的です。祝祭感のあるモチーフなのに、中心の人物が少し影になっていることで、ただ明るいだけじゃない余韻が生まれています。強い光の中でも青の階調がきれいに残っていて、青の楽しさと奥行きを同時に感じる一枚です。

Photo by KC
KC
💙 04
cizucu編集部
深い闇の中に、街の光と青だけが残っているような一枚。上のライトの強い白と、路面に落ちる青いグラデーションが対比になっていて、夜の冷たさがまっすぐ伝わってきます。走る人物のブレもスピードの証明になっていて、静止画なのに心拍が上がる感じがあるのが魅力です。余白の大胆さも効いていて、孤独と解放感が同居する夜の青が写し出されています。

Photo by YCY
YCY
💙 05
cizucu編集部
静かな水面に伸びる桟橋が、まるでどこか別の世界へと続いているよう。長時間露光によってやわらかく溶けた水の質感が、現実の時間の流れを忘れさせ、風や波の気配だけをそっと残しています。中心に据えられた救命浮輪の鮮やかな赤が、青のグラデーションの中で美しく際立ち、視線を自然と引き寄せます。無機質な構造物でありながら、どこか詩的で、孤独と安心が同時に漂うような余韻が印象的な作品です。

Photo by _murasaki180
_murasaki180
💙 06
cizucu編集部
空を切る羽ばたきの瞬間が心地よく捉えられていて、ひと目見た瞬間に視界がふっと開ける一枚です。青空のグラデーションのなかで、翼に宿る光と影がくっきりと際立ち、鳥たちの距離感や群れのリズムまでもが伝わってきます。そこに建物の直線が差し込まれることでスケールが生まれ、街の上に広がる青の物語が、自然と立ち上がってくるのが印象的でした。

Photo by Stan
Stan
💙 07
cizucu編集部
構造物のリズミカルなラインが画面全体を支配する中で、ぽつりと腰掛ける人物の存在が静かに際立っています。規則的に並ぶ光のスリットが奥行きを生み、視線は自然と人物へと導かれる。俯きながらスマートフォンに視線を落とす姿には、都市の中にある個の時間や孤独が滲み、無機質な空間にやわらかな感情が差し込まれているように感じました。クールな色調と幾何学的な構成が印象的でありながら、その内側にある静かな人間らしさが、余韻として深く残る一枚です。

Photo by Kyle凱歐
Kyle凱歐
💙 08
cizucu編集部
像が溶けていくようなブレの中に、かすかに人の輪郭が浮かび上がり、時間そのものを引き伸ばしたような一枚。青い光の軌跡が画面をなぞるように流れ、動きの余韻や視線の移ろいまでも写し取っているように感じられます。人物の表情は判然としないからこそ、内面の気配や感情が観る側に委ねられ、想像が静かに広がっていきます。抽象と具象のあわいに立ちながら、記憶や感覚の断片をすくい上げるような、詩的で深い余韻を残す作品です。

Photo by Kai Kim
Kai Kim
💙 09
cizucu編集部
空へとまっすぐ伸びる支柱と、そこから張られた一本のロープが、画面に静かな緊張感を生み出しています。シンプルな構成でありながら、わずかにたなびく布や細かな繊維の揺らぎが、風の存在をさりげなく伝わってくる。広がる青空の中に浮かぶその線は、どこか時間の流れや場所の気配を指し示しているようで、見る者の視線をゆっくりと遠くへと導いてくれる作品です。

Photo by Kelly C.
Kelly C.
💙 10
cizucu編集部
冬の海沿いをひとりの背中が走っていく。枯れ草の茶色と富山湾の青が隣り合う中、自転車はただ前へと進んでいきます。追いかけたいわけでも、呼び止めたいわけでもない。それでも視線は自然と、その先の水平線へと引き寄せられていく。遠ざかるほど、風景の広さが静かに迫ってくるような一枚です。

Photo by Szopsi
Szopsi
💙 11
cizucu編集部
巨大なビジョンが映し出すのは、夕焼けに染まる富士山と青空。でもそれはスクリーンの中の景色で、本物の空もすぐそこにある。広告と自然、虚構と現実が同じ青の中に溶け合う品川の一角は、街の騒がしさを下に押し込めたまま、ビルの屋上だけが妙に静かに切り取られています。どこまでが空で、どこからがスクリーンなのか、一瞬だけ迷う味わい深い作品です。

Photo by Sol_hitachian
Sol_hitachian
💙 12
cizucu編集部
暗い室内から切り取られた窓の外に、鉄骨の骨組みと海、遠くの山が広がる。その境界線に、ひとりのシルエットが静かに佇んでいます。表情も、視線の先も見えない。ただそこにいる、という事実だけが残る。幾何学的な鉄骨の無機質さと、人のやわらかな輪郭が対比しながら、どこか同じ孤独を纏っているように見えます。内と外、光と影、構造と人間、境界に立つことの静けさが、じわりと滲み出てくる一枚です。

Photo by Paddy
Paddy
📷 FUJIFILM X-pro2
💙 13
cizucu編集部
強い光が画面をほとんど覆い尽くし、形が崩れていくその境界に、かろうじて人の気配が残されています。視覚として“見る”というより、光に押し流されるような体験に近く、像の判別よりも感覚の強度が前面に出ているのが印象的です。青く滲む光の軌跡は、空間そのものを歪めるように広がり、都市の一瞬を抽象的な現象へと変換しているようにも感じられます。情報を削ぎ落とすのではなく、むしろ飽和させることで、見る側の知覚に揺さぶりをかけてくる一枚です。

Photo by ansonphc
ansonphc
💙 14
cizucu編集部
深い青の中に、ビルがただひとつ浮かんでいる。そして、地面も空も霧に溶けて、どこに立っているのかわからない。光を纏った建物だけが、この世界に確かに存在するものとして残っています。都市の夜景のはずなのに、どこか深海の底を覗いているような静けさ。人の営みが詰まったビルが、こんなにも孤独に見える瞬間があることを、この一枚は静かに教えてくれています。

Photo by Y.J. Fan
Y.J. Fan
💙 15
cizucu編集部
暗闇の中で、青信号だけが滲むように光っている。ピントが外れているのに、それがかえってリアルに感じます。深夜の街はこういう感覚だと、思い出させてくれるような瞬間が写っています。輪郭を失った光が空気に溶けて、どこかへ向かうでも止まるでもなく、ただそこにある。夜の街を走る車の窓越しに見た、一瞬の青が印象的な一枚です。

Photo by xuan
xuan
📷 Canon EOS 70D
💙 16
cizucu編集部
青いトタンの壁に、ひっそりと垂れる一輪の白い花。誰かの手によるものではなく、ただその場所に根を張り、自然と咲いた気配が漂っています。錆びや傷をまとった無骨な青と、かすかに揺れる白い花びら。その対比が不思議なほど調和していて、目にした瞬間、ふと足を止めたくなる。そのささやかな発見こそが、この一枚の静かな美しさを支えています。

Photo by aknowwave
aknowwave
📷 FUJIFILM X100VI
💙 17
cizucu編集部
青空に白い支柱がまっすぐ伸びている。ただそれだけの構図なのに、どこか宇宙船の発射台みたいな佇まいです。左端に小さな鳥が一羽。タワーと鳥、人工物と生き物、どちらも同じ青の中に等しく存在している。余白が多いほど、そこにあるものの孤独さと強さが際立ちます。引き算の美しさを、空が証明している作品です。

Photo by jumpingyue
jumpingyue
💙 18
cizucu編集部
散った花びらが、青白い地面にそれぞれの場所へ落ちている。誰かが並べたわけじゃない。風が決めた配置が、こんなにも絵になると気づかせてくれます。木漏れ日の影が淡く揺れて、花びらの輪郭をやわらかく包み、桜の盛りではなく、散ったあとを撮る。そこに美しさを見つける眼が、この一枚には宿っています。

Photo by kento
kento
💙 19
cizucu編集部
両側から迫る建物のあいだに、空だけがすっと切り取られている。その中央を、一羽の鳥が横切る瞬間。都市がつくり出した無機質な額縁の中に、偶然がふいに入り込んだような光景です。コンクリートに囲まれているはずなのに、不思議と息苦しさはなく、むしろ抜けのある感覚が残る。限られた隙間のはずの空が、かえって広がりを強調しているようで、その一瞬が、都市の中に潜む静かな開放をそっと引き出しています。

Photo by elcualquiera
elcualquiera
📷 FUJIFILM X-T1
💙 20
cizucu編集部
雨粒がついたガラスの向こうに、街の灯りが滲んでいる。ピントは窓に合っているのか、街に合っているのか、どちらでもないのか。そのあいまいさが、雨の夜の感覚そのものです。無数の光がぼんやりと広がる中、一本の道だけが奥へと伸びていく。高いところから眺める街は、いつもより少し遠くて、少し美しく思える一枚です。

Photo by Jia
Jia
💙 21
cizucu編集部
青いヘルメットと作業着の男性たちが、街路樹の並木道に集まっている。オレンジ色の三輪車を囲みながら、何かを話しているのか、それともただ束の間の休憩を共有しているのか。観光地らしく整えられた街並みの中で、その一角だけが少し違う時間の流れを持っているように見えます。旅先でふと出会う、誰かの普通の一日。意図せず入り込んだ日常の断片が、かえって風景に奥行きを与える。何気ないはずのその光景が、妙に現実的で、同時にじんわりとした温度さえ感じる作品です。

Photo by Kirino@
Kirino@
📷 Hasselblad X2D II 100C
💙 22
cizucu編集部
ガラス越しに見える空間は、単なる重なりではなく、反射と透過が複雑に入り混じっている。白い階段の構造体が幾重にも重なり、視線を追うほどに奥行きの感覚が揺らいでいく。そして、どこまでが実体で、どこからが映り込みなのか、その境界は静かに曖昧。建築でありながら抽象画のようでもあり、人の気配はないのに、確かに誰かのために設計された痕跡だけが残ります。都市の内部に潜む、静かで複雑な層を感じさせる一枚です。

Photo by Sammy
Sammy
💙 23
cizucu編集部
電線が空を横切り、風景をやわらかく分けている。その先には、静かに佇む富士山。けれど視線を引き寄せるのは、むしろ手前に広がる日常の気配です。走る子どもたち、停まるトラック、奥へと続く線路。それぞれが自分の時間を生きながら、風景に小さなリズムを刻んでいます。対して富士山は、何も語らず、ただそこに在り続ける。その沈黙が、かえってすべてを包み込み、日常の喧騒と静けさがひとつの画面に静かに共存している一枚です。
最後に
いかがだったでしょうか。
〈blue〉「という色は、同じ被写体でも、光や空気、距離感ひとつでまったく別の表情をつくります。今回寄せられた作品からは、澄んだ透明感だけでなく、静けさ、余韻、切なさ、そしてふっと差し込む希望まで、それぞれの“青との時間”が立ち上がってくるようでした。
まだ見ぬ才能(new pieces)を見つけ出すということ。それこそが、本企画を通して果たしたい役割であり、あなたの表現が、より多くの人の心に届くきっかけになることを願っています。
次回のテーマも、ぜひお楽しみに。
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