写真を楽しむ中で、常に考えさせられるワードが「画質」です。写真における「画質」とは、その写真の鮮明さを表すための指標であることは明白ですが、画質そのものを数値化できるスケールはありません。
MTFによる解像度の調査や画素数、色深度など、複合的なデータによって判断されることが多いように思います。では結局のところ、「画質がいい」写真を撮るにはどうしたらいいのでしょうか?
画質のよさだけが写真の良し悪しではない昨今にあえて、「画質」について真正面から考えてみたいと思います。
最適な画素数のカメラを選択する
基本的には画素数が多いほど、より鮮明で細部まで確認できる写真が撮れるようになります。なるべく大きなセンサーに多くの画素数を載せることが、高画質な写真を撮影するひとつの手段です。
一方で同じセンサーサイズのカメラ同士で比較した場合、画素数が多くなるほど、ひとつひとつの画素が受ける光量が減ることになり、結果的にノイズ耐性の悪化につながります。
Photo by Yatto
また高画素機の一般的な特徴としては、手ブレに弱くなるというデメリットもあります。画素数をただいたずらに上げるのではなく、撮影用途やスキルに合ったカメラを選ぶことが、最終的な画質のよさにつながるでしょう。
カメラの実力を最大限に活かすレンズ
カメラの実力を最大限に活かすレンズ
いくら高画素のカメラを使って適正な設定で撮影したとしても、そこに取り込む光が鮮明でなければ意味がありません。光を取り込む役割を果たすレンズの解像力もまた、画質に大きな影響を与える要因です。
レンズの解像力はある程度数値化することが可能です。テストチャートと呼ばれる白黒の孔子模様を撮影し、その解像感をイメージセンサーの中央部から四隅まで視覚化することで、レンズの能力を測定します。
Photo by masa
解像力はF値によっても変化するため、使用するレンズの最大限の解像力が活かせる設定値を知っておくのも、高画質な写真を撮影するためのポイントです。
ノイズとの向き合い方
ISO感度を上げすぎるとノイズが発生し、画質が低下することはカメラの基本です。ただし状況に応じてはシャッター速度を落とすわけにもいかず、ISO感度が上がってしまうケースももちろんあります。
図らずしも発生したノイズをどのように処理するかも、画質を左右する重要なファクターです。近年ではAIノイズ除去ソフトが開発され、ボタンひとつで高性能なノイズ除去ができるようにもなりました。
Photo by masa
ISOを上げてはダメだと決めつけるのではなく、どこまでのISO感度であれば自分の機材は耐えることができ、後処理で納得のいく画質に仕上げることができるのか。撮影者それぞれの設定値を持つことが大切でしょう。




