〈Meta〉が提供するテキスト中心のソーシャルメディア・〈Threads〉。そこには日々、世界各国から無数の表現が投稿されています。
『find new pieces』は、Threadsに投稿された無数の作品の中から、才能あふれる作品を見つけ出し、その魅力をマガジンで届ける発掘企画です。毎回テーマを掲げ、それに添う作品を世界中から集めることで、まだ見ぬ才能(new pieces)に出会っていきます。
今回は、世界中から寄せられた無数の応募作品の中から、12作品をご紹介します。
それでは、それぞれの視点と感性が息づく素晴らしい作品を見ていきましょう。
『love』
世界には、数えきれないほどの愛のかたちがあって、
名前をつけられない感情も、きっとたくさんあります。
それでも、出会いや気持ちは、いつも一瞬です。
視線が重なること、ふと触れた距離、
言葉にならなかった想い。
声にしなくても伝わる気配や、
同じ時間を共有する呼吸のリズム。
あなたが切り取ったのは、
どんな“愛のかたち”でしょうか。
世界に一つしかない、
あなたと誰か(あるいは何か)のあいだにある『love』を、見せてください。
new pieces

Photo by Coly Yu
Coly Yu
To Heal and To Hold
This is the journey of accompanying my mother through her fight against cancer, and a path that led to the healing of our entire family.
📷 NORITSUKOKI EZ Controller
💙 01
cizucu編集部
画面越しに重なる笑顔が心に残る一枚。そこには、そのあいだには、距離も時間も関係ありません。会えないことを理由にせず、それでも「会おう」とする気持ちを選び続けること。そのささやかな工夫と優しさが、日々を確かに支えている。愛は、そばにいられない瞬間にこそ、いちばん鮮やかに輪郭を持つのかもしれません。

Photo by EdwardHong
EdwardHong
LOVE
📷 Canon EOS M50
💙 02
cizucu編集部
指先がそっと触れている。強く握るわけでも、確かめ合うわけでもない、静かな接触。そのわずかな触れ方に、もう離れないという確信が滲んでいます。言葉も力も必要としない距離感。そこには、関係が積み重ねてきた時間と、揺るがない信頼がある。愛とは、つなぎ続けることよりも、すでにつながっていると、疑わずにいられる状態なのかもしれない。

Photo by Kimchu
Kimchu
Like father and son
📷 SONY α6700
💙 03
cizucu編集部
同じ景色を、同じ画面で覗き込む時間。シャッターを切る指先よりも先に、「きれいだね」と共有される気持ちがある。写真に残るのは夕景かもしれませんが、写っていないところで確かに残っていくのは、並んで見た記憶と、その温度。愛は、記録よりも先に、体験として生まれているのかもしれません。

Photo by mementom0r1
mementom0r1
📷 RICOH GR IIIx
💙 04
cizucu編集部
割れたガラスに描かれた、ひとつのハートマーク。線は少し歪で、どこか無骨。それでも、不思議と正直に見えます。傷の上に重ねられたその印は、壊れてしまったあとにも、なお想いを残そうとする衝動のようです。愛はいつも、整った場所に現れるわけではない。ひび割れた現実の中で、それでも描かれてしまうもの。その痕跡こそが、確かさにも繋がっていると感じました。

Photo by rt48690
rt48690
LOVE
📷 FUJIFILM X-Pro3
💙 05
cizucu編集部
沈みきらない空の色と、灯りはじめた街の輪郭。その境目に、そっと肩を寄せるふたりの影があります。会話がなくても、景色を分け合うだけで満たされる時間。未来の話も、過去の記憶も、いまは必要ない。ただ同じ夕暮れを見ていること自体が、愛の完成形なのだと思わせてくれる作品です。

Photo by CLori
CLori
"The weight of love"
A small life crossing a vast frame-my backyard.
📷 SONY α7C II
💙 06
cizucu編集部
強い光と影のあいだを、迷いなく並んで歩く2羽の背中。言葉も約束もないけれど、進む方向を揃えるという選択が、すでに関係を物語っています。守るでも、従うでもなく、ただ隣にいること。その一致こそが、日々を渡っていくための愛なのだと、この後ろ姿がそっと教えてくれているように思いました。

Photo by Seotaek Oh
Seotaek Oh
Lover under the Bridge
📷 FUJIFILM X100VI
💙 07
cizucu編集部
群衆のざわめきの中で、世界がふっと静まる瞬間。強く抱きしめる腕と、重ねられた体温。その内側で交わされるまなざしが、言葉よりも多くを語っています。守ることと、委ねることが、同時に成り立っている抱擁。傷や過去さえも抱え込んだまま、それでも「ここにいていい」と伝える行為そのものが、愛だと感じらるような作品です。

Photo by 動画師るんば
動画師るんば
Love
📷 Canon EOS 5D
💙 08
cizucu編集部
夕暮れの光に縁取られた、幸せのシルエット。抱き上げられた腕の中から、小さな手がそっと鈴に伸びているワンシーン。届くかどうかよりも、手を伸ばそうとすること。その背中を支える存在がいること。守られることと、挑むことが同時に許されるこの一瞬に、愛は「未来へ向かう力」として、静かに鳴っているように思えました。

Photo by June lee
June lee
📷 PENTAX K-3 Mark III Monochrome
💙 09
cizucu編集部
椅子同士が、まるで恋をしているみたいに並んでいる。距離の取り方だけが、どこか親密。布で引かれた仮の境界の内側で、互いを意識し合うように、同じ時間を過ごしている。座る人はいなくても、関係だけがそのままの形で残されている。恋は必ずしも、言葉や動きとして現れるものではありません。隣にあることを選び続けた痕跡として、静かに留まることもある。この配置は、そんなことを語っているように感じました。

Photo by K帽
K帽
LOVE
💙 10
cizucu編集部
雨に濡れた路地を、ふたりが同じ歩幅で歩いている。大人と子ども、体の大きさも視線の高さも違いますが、差し出された距離はとても自然で、無理がない。言葉を交わささなくても、互いを気にかけていることが、その背中から伝わってきます。守ること、寄り添うこと、同じ方向を見て歩くこと。愛は日常の中の選択として、静かに育っていくのだと、教えてくれる一枚です。

Photo by threerider
threerider
📷 FUJIFILM X-Pro3
💙 11
cizucu編集部
芝生の上に落ちた影が、そっと手を伸ばしている。顔も表情も写っていないのに、そこには確かな温度があります。並んで立ち、同じ光を受けていること、その距離感だけで、関係性は十分に伝わってきました。愛は姿を持たず、影として現れることもある。この作品は、そんな静かなつながりを、自然光とともにやさしく残しているように感じました。

Photo by Titus Chan
Titus Chan
💙 12
cizucu編集部
静かな水面に伸びる一本道。その先を、ふたりで同じ速度で歩いていく姿が、強く語りかけてきます。言葉を交わさなくても、視線を合わせなくても、ただ隣にいることが確かな支えになる時間。遠くの街や山並みさえ、ふたりを包む背景に変わっていく。この作品に写るのは、劇的ではないけれど、確かに続いていく愛のかたち。選び続ける、という意思そのものに思いました。
最後に
いかがだったでしょうか。
「愛」という被写体は、同じかたちに見えても、出会う距離や時間によって、まったく異なる表情を見せてくれます。
今回寄せられた作品からは、優しさや幸福感だけでなく、ためらい、緊張、すれ違い、そして静かな信頼関係など、撮る人それぞれが向き合った“愛との時間”が確かに伝わってきました。
まだ見ぬ才能(new pieces)を見つけ出すということ。それこそが、本企画を通して果たしたい役割であり、あなたの表現が、より多くの人の心に届くきっかけになることを願っています。
次回のテーマも、ぜひお楽しみに。
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