cizucuが世界中で開催している〈photo poster project(フォトポスタープロジェクト)〉。cizucuに写真を投稿するだけで、フォトポスターの展示会に参加でき、まだ見ぬフォトグラファー友達と出会うことができます。
今回は〈photo poster project〉に参加されたクリエイターの김태욱さんに、お話をお伺いしました。

自己紹介をお願いします!
こんにちは、김태욱(キム・テウク)と申します。
普段は釜山で韓方医として働きながら、合間の時間に趣味で写真を撮っています。
旅行が好きで、瞑想やウクレレも趣味のひとつです。双子の娘の父でもあるため、子どもの写真や旅先の風景、ストリートスナップなどを主に撮影しています。
計画せずに撮った一枚が思いがけず良く写っていると、自分でもつい感動してしまうタイプです^^
参加したきっかけは?
写真を撮り始めて、もう20年ほどになります。これまで旅先で撮った写真をまとめて、いくつか写真集として作ったこともあります。撮影した写真を「プリントして味わう」という行為は、特別な喜びと達成感があると感じてきました。
そんなときに〈photo poster project〉を偶然知り、釜山からソウルまで行かなければならないこともあって少し迷ったのですが、数日間ずっと頭から離れず……。
参加してみたいという自分の正直な気持ちに耳を傾け、勇気を出して参加を決めました。

実際に参加してみてどうでしたか?
自分が撮った写真が印刷され、展示されているところを直接見ることができ、とても嬉しかったです。他にも一緒に展示させていただいたクリエイターさんの素晴らしい写真がずらりと並んでいて、その光景そのものが美しく、心が満たされました。
他の方々の作品を見ながら、これまで気づかなかった視点やテーマの切り取り方に触れられたことも楽しかったです。作品について話を伺うと、「写真が好きだからこそ分かるポイント」が随所にあり、興味深く、とても面白い時間でした。
当日は子どもたちと家族も一緒だったため長く滞在することはできませんでしたが、短い時間でも何人ものクリエイターさんと交流でき、展示後もSNSでやり取りが続いています。
自分の世界が広がっていくような感覚があり、それもまた今回の展示の大きな収穫でした。
今回その一枚を選んだ理由は?
ひとりで香港を旅していたとき、一日を終えて地下鉄の駅へ向かう途中に出会った光景です。
私の目には星明かりの下で“魔法のタクシー”が待っているように見え、まるで幻想の中に迷い込んだような気持ちになりました。
写真とは、左脳と右脳が共に働いて生まれる表現だと思っています。子どもたちが写真を上手に撮れるのは、右脳の直感で撮っているからでしょう。
私の頭の中では、いつもこんな会話が起きています。
右脳:「わぁ、この瞬間すごくきれいだ!撮りたい!」
左脳:「ちょっと待って。絞り、シャッタースピード、構図……露出も調整してあげるよ。」
そして左脳と右脳が同時に「これだ」とうなずいた瞬間、“カシャッ” とシャッターを切る。
その一枚は「これ以上の最適解はない」という満足感を与えてくれます。

この香港のタクシーを撮った写真を見るたびに、私はあのときの充足した気持ちがよみがえり、自然と微笑んでしまいます。
この微笑みを、誰かと共有したい。そんな思いで、この一枚を展示作品として選びました。
photo poster project参加を迷っている人へ
〈photo poster project〉は、「日本」で生まれた素晴らしいプロジェクトですが、私は「香港」で撮影した写真で、「韓国」の展示に参加しました。
昔活動していた〈푸른하늘〉という歌手の曲に、
「私たちの心の壁がすべて崩れるとき」
という歌詞があります。私はその一節がとても好きです。
日本でも、香港でも、韓国でも。
どこの場所であれ、心に壁をつくる集まりより、壁を取り払う集まりのほうが良いと私は思います。
〈photo poster project〉には、一枚の写真だけでお互いを尊重し、鑑賞し、交流し合える雰囲気があります。写真を通して “愛のメッセージ” を伝え合うような、そんな温かな人間的つながりを大切にしているプロジェクトだと感じました。
写真を好きな気持ちさえあれば、誰でも参加すればきっと素敵な時間になるはずです。

