寒さも深まり、街はホリデームードに移ろいつつあります。冬の夜にカメラを持ち出したなら、撮りたいのはやはりイルミネーションです。
夜景撮影と聞くと、初心者の方にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、街中で行うイルミネーション撮影は比較的気軽に楽しむことが可能です。抑えるべき設定を最初に決めてしまえば、はじめてのマニュアル撮影にも向いているかもしれません。
一眼カメラ特有の玉ボケ表現からロマンチックな光の写し方まで、憧れのイルミネーション撮影に向けて準備してみましょう。
気をつけたい設定
イルミネーション撮影で最初に気をつけたいのはシャッター速度です。フリッカー(LEDライトの点滅により明るさにムラが出る現象)を防ぐためには、東日本では1/50か1/100秒に、西日本では1/60か1/120秒にするのが効果的です。
これらのシャッター速度であれば、手ブレの心配も少なく軽快な撮影が可能です。

Photo by mayu2024
レンズはなるべく明るい単焦点が理想的でしょう。せっかくの点光源を玉ボケとして活かすためにも、積極的に絞り開放で撮影したいものです。
あとは、ISO感度でEV値を合わせ込めば準備完了です。写したい光源自体は明るいので、まずは最低ISOから撮影するのがおすすめです。
ボケを最大限に楽しむ
イルミネーション撮影の最大の魅力は、なんといっても玉ボケです。無数の点光源は玉ボケを作るのに最適なので、普段以上にボケを意識した構図作りをしてみましょう。
イルミネーションを後ボケにするのはもちろん、もし光が間近にある場合は前ボケとして活かすのも魅力的です。ポートレイトや光沢のある車などの被写体とは特に相性がよく、印象的な写真撮影が可能です。

Photo by mar00ram
また、マニュアルフォーカスでピントをずらし、あえてどこにもピントがない写真を撮ることで、玉ボケだけの抽象的な作品を作ることも可能です。
撮影アイテムを取り入れる
イルミネーションという貴重な撮影機会ですので、せっかくならいろんなアイテムをフル活用したいところ。クロスフィルターを使えば、イルミネーションの点光源を十字に光らせることができ、キラキラ感のある華やかな写真を撮ることが可能です。
一方でソフトフィルターを使うと、光を滲ませて柔らかく写し撮ることができ、よりロマンチックな雰囲気になります。

Photo by Hiroe Kato
少しテクニカルになりますが、雪の降るシーンではストロボを使って撮影する手法も有効です。イルミネーションの光と雪の反射がマッチして、幻想的な作品になるでしょう。

