趣味でカメラを楽しむ多くの方にとって、最大の難点は「コスト」ではないでしょうか。
“沼”とも例えられるように、カメラに夢中になるほど追加のレンズや機材が欲しくなります。新しい表現を追い求めて欲しい機材をすべて揃えようとすれば、必要な費用は相当な金額にのぼります。
そこで今回は、新しいレンズを買うのはちょっと難しいというときに、数千円で購入できて、撮影の幅が広がるガジェットをご紹介します。安価ながらも、新鮮な撮影体験や写真表現に出会えるかもしれません。
シネマティックで印象的な光に
写真の印象を手軽に変えられるアイテムのひとつに「フィルター」があります。
例えば「ブラックミストフィルター」は、光をぼんやりと滲ませる効果があるため、写真全体の印象が柔らかくなり、シネマティックな雰囲気になります。夜景やポートレートなどで使うと、同じレンズを使っていてもより印象的な写真に仕上がるので、新鮮な写真表現が手に入ること間違いなしです。

Photo by masa
このような効果のあるフィルターのことを「ソフトフィルター」とよび、ブラックミスト以外にも様々な種類のものが販売されています。
表現を諦めない
ソフトフィルター以外に、ぜひ揃えておきたいフィルターが「NDフィルター」です。
NDはカメラにとってのサングラスのようなもので、レンズが取り込む光を抑える役割があります。カメラの各設定値を妥協せずに減光できるため、今まで諦めていた表現を実現することができるかもしれません。

Photo by Gregory_d_tabi
最も一般的な活用法はスローシャッターでしょう。日中に低いF値でスローシャッターを切りたい場合、NDフィルターは欠かせません。
また、あえて高ISOで撮影し、ノイズ感を活かした表現を楽しむことも可能になります。
どこか懐かしいストロボの魅力
最近のミラーレスカメラにはあまり搭載されていないフラッシュ機能。技術向上により明るさの制限が緩くなったのが理由でしょうが、フラッシュの光はどこか懐かしく、現代では逆に目新しい写真が撮れるかもしれません。

Photo by 川崎
実は、後付けのミニフラッシュであれば、安いものは数千円で購入することも可能です。真価を発揮するのは、やはりポートレートです。人の魅力を最大限引き出すためには、理想的な光が必要。普段は日常の照明や自然光で撮影しているクリエイターでも、ミニフラッシュひとつで全く別の作品が写せます。
インスタントカメラの気軽さを愛機で
レンズ以外のガジェットを紹介するつもりでしたが、このレンズだけは特別です。
「GIZMON Utulens」は、1万円以下で買えるユニークなレンズです。 あの〈写ルンです〉に使われていたレンズをリサイクルして作られており、その仕様は一般的なレンズとは大きく異なります。絞りはF16で固定、AFどころかフォーカスリングすらありません。 絞りもピントも調整できないということは、何も気にせずにただシャッターを切ればいいということでもあります。

Photo by 誠也
普段から最新技術を活用しているクリエイターほど、新鮮な撮影体験となるはずです。 そしてその写りはもちろん、かつてのインスタントカメラを思い起こさせる独特の“エモさ”にあふれています。

