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Cover photo by masa
写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉を愛用するmasaさんが登場。
〈Nikon Z6III〉と 〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉という、一見アンバランスな組み合わせを選ぶmasaさんが語る、唯一無二の撮影物語。写真も映像も極めるハイブリッド機に、精緻な描写力を持つクラシカルなマニュアルレンズ、その選択に込められた想いと哲学に迫ります。
Voigtländerが誇る最高性能の一本〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉は、フルサイズ対応のマニュアルフォーカスレンズです。色収差を限りなく抑えたアポクロマート設計と非球面レンズ構成により、極めて高い光学性能を誇ります。

Photo by masa
〈Nikon Z6III〉は、AF性能においても動画性能においても、いわゆるミドルクラスという枠を超えた一台です。高速連写やプリキャプチャー、被写体検出、強力な手ぶれ補正、6K60PやN-RAWなど、スペックだけを見ればプロユースに匹敵するスペックを誇ります。

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そんな〈Nikon Z6III〉に、AF非搭載のMFレンズをつけるという選択。一見、このカメラの性能を活かしきれない逆行に思えますが、その中にこそ贅沢な撮影体験があると思っています。
〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉を装着したとき、ファインダーを覗くだけで心が満たされます。このレンズはMFレンズなので、〈Nikon Z6III〉が持っているAF性能とは無縁ですが、その美しい描写は、“空気ごと”写し取るかのようなボケと立体感をもたらします。

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高精細EVFを通して、リアルタイムでこの描写を確認できることこそ、AF性能を捨ててもなお手に入れたい体験なのです。
EVFの視認性の高さ、ピーキング表示、拡大フォーカスなど、〈Nikon Z6III〉はMFサポート機能が非常に充実しています。そのため、ピント合わせに困ることはほとんどありません。

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むしろ、AF任せでは得られない“自分の手で合わせる”という撮影プロセスが、より深い没入感を生んでくれます。この感覚は〈Nikon Z6III〉のもうひとつの使い方であり、MFレンズとの組み合わせでこそ味わえる贅沢な時間で、相性のいいボディとレンズとも言えます。
高性能なAFレンズが活躍するシーンはもちろんたくさんあります。しかし、〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉のようなクラシカルなレンズさえも受け入れてしまう〈Nikon Z6III〉の懐の深さは、まさに現代のミラーレスならではの魅力。
〈Nikon Z6III〉は、機能を使いこなすためのカメラじゃない。撮影者が“どう撮りたいか”を選べる自由がある。スペック重視の時代を超えて、“撮ることの本質”を見つめる姿勢が表れています。

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「便利さではなく、心が動く道具を使いたい」。その想いが、〈Nikon Z6III〉と〈APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II〉の組み合わせに結実しています。
この二つを組み合わせて覗いたファインダーの中には、今日という時間を美しく残すための、最高の空気感が広がっているのです。

masa
cizucu認定クリエイター
カメラのある暮らし。撮りに行きたいものと取っておきたいもの。
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愛機との出会いや思い出、忘れられないエピソードをクリエイターが自由に綴る連載企画。愛機を選んだ理由や使い続ける魅力など、カメラ好きなら思わず共感する物語をお届けします。