
Cover photo by 佐藤 勇人
In Search of Panorama
『In Search of Panorama』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
今回のテーマは、〈見晴らしの良い光景〉です。
広がる視界は、心をそっと解きほぐし、風が頬を撫でるたび、 沈んだ想いは静かに浮かび上がり、広がる空は思索の旅へと誘います。
遥か彼方へ続く地平線、空と大地が溶け合う瞬間、高みから見下ろす広大な景色。
それらはただの風景に留まらず、あなたの心の故郷へと連れ出してくれます。
あなたの視点で捉えた風景は、光と影によって織りなされ、揺れる葉影も、澄み渡る空も、静かに視界を満たし、その一瞬が他者の心に新たな広がりをもたらすかもしれません。
そんな皆様の心の故郷となる、見晴らしの良い写真をお待ちしております。
インスピレーション

Photo by S.Yasu Photo
S.Yasu Photo
絵に描いたような風景
📷 PENTAX K-70
cizucu編集部
水面は鏡のように空を映し、雲が上下に広がり現実と反射の境界を曖昧にさせています。その静けさは時間が止まったような感覚をもたらし、我々の忙しない日常に、穏やかな安らぎを与えることでしょう。

Photo by Yuichi Kasagami
Yuichi Kasagami
📷 PENTAX K-1
cizucu編集部
手前の人物は、小さな存在として広大な空と海に向き合い、まるで、大きな存在の前で何かを問いかけるかのようです。そして、モノクローム調の色彩は、色の喧騒を取り除き、横を走る水平線は、希望と未知の世界を象徴しながらも、その先は曖昧で、見る者に無数の解釈を許しています。

Photo by ぶらいあんと
ぶらいあんと
cizucu編集部
赤いクレーンや港の設備は産業の象徴であり、都市の生活感を示す一方で、背後には穏やかな海と連なる山々が広がり、時間とは距離を置いた静寂を感じさせます。人の営みと自然の調和、視界が重なり合うことで、喧騒の中にも、人の拠り所、心が解き放たれる場所、があることを教えてくれるようです。

Photo by 佐藤 勇人
佐藤 勇人
染まる菜の花
📷 NIKON Z 7_2
cizucu編集部
夕陽は一日の終わりを告げるだけでなく、光が次第に薄れゆく中で、深閑な世界へと移ろい始めます。この静寂は、ただ音が消えることではなく、風の流れも、光の変化も、昼の喧騒が遠ざかり、世界全体が穏やかな呼吸に包まれるような感覚です。この瞬間は、光と影の狭間で、終わりと始まりが交差し、見る者に「今ここに存在する」という感覚をより強く問いかけています。

Photo by i_ha__to
iha_to
📷 SONY α7R III
cizucu編集部
高い天井は荘厳な広がりを見せ、いくつもの光が鉄骨から溢れ出し、下に広がる空間を穏やかに照らす。それはまさに、現代社会に溶け込む教会のようです。その一方で、人々が小さく歩む地上の空間も確かに息づいており、人間と巨大な建築物との対比を狙った構図が象徴的です。
コンテスト情報
【開催期間】
2025年5月17日(土) 〜 2025年6月16日(月)
【受賞発表】
2025年7月1日(火)ごろ
【リワード】
5,000円分のクレジットをcizucuアカウントへ付与(2名さま)
【応募方法】
・コンテスト『In Search of Panorama』を選択
・「応募規約に同意して投稿」をタップ
・投稿内容を選択して作品を応募
【審査基準】
(1) テーマ性:記載のミッションに沿っているか。
(2) 主題性:その写真の中で何を訴えたいか、撮影者の意図が伝わるか。
(3) 表現性:視点・構図・バランス・ピント・色などの表現力はあるか。
(4) 瞬間性:撮影対象のシャッターチャンス・タイミングをものにしているか。
(5) 独創性:撮影場所・被写体などに独自に工夫されたものであるか。