世界中のクリエーターの感性や思考を深掘りする『ISSUE』。新たなインスピレーションのきっかけに。今回は、都市公園で出会ったカワセミに魅せられ、野鳥撮影の世界にのめり込んだフォトグラファー・まささんへ10の質問を通して、ファインダー越しに刻まれる一期一会の物語に迫ります。

Photo by まさ

まさ
cizucu認定クリエイター
陸上ではカワセミをはじめとした鳥や風景、星景、海中では水中生物を撮影しています。
cizucu:まさ
Q1. あなたについて
東京都出身・在住、1975年生まれ。
大学時代から記録目的で写真を撮っていたが、趣味のダイビングを通して水中写真にのめり込みました。
初投稿でコンテスト最優秀賞を受賞したことが転機となり、撮影技術や機材に強い関心を持つようになり、撮影機会の限られた水中に代わり、陸上での風景、星景、夜景、野鳥撮影へと広がりました。

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とある都市公園でのカワセミとの出会いをきっかけに、今では野鳥、特にカワセミの撮影に没頭する日々です。
SNSに写真を投稿しながら、日々の試行錯誤と他者との交流を大切にしています。

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Q2. あなたが初めて写真を撮った記憶について教えてください
大学生の頃、趣味にしていたバスフィッシングやフライフィッシングで、釣った魚を記録として撮影していました。
その頃の私にとって、カメラはあくまで記録のための道具でした。

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Q3. あなたが今、写真を好きな理由を教えてください
野生生物を被写体にしているので、特にそう感じるのかもしれませんが、写真は一期一会だなと思います。
その瞬間を逃したら、次に同じ被写体を撮影する機会は二度とないかもしれない。
そんな出会いを、瞬間を、より印象的により美しく残すことができるのが写真だと思います。

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撮り方次第で、人の目で見ている世界とは別の世界を写とってくれますし、その時の感情やにおい、温度感、様々な記憶を呼び起こしてくれます。
何より、ファインダーで被写体と対峙していると、自分と被写体だけの世界に引き込まれます。
そういう撮影の時間を含めてが写真が好きですね。

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Q4. あなたが写真から離れたいと思った記憶について教えてください
なし。
Q5. あなたが人生で最も幸せを感じた記憶について教えてください
娘が初めて立ったとき、歩いたとき、「パパ」と話したとき(しかも初めての言葉)、どれも幸せを感じる瞬間でした。

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家庭のこと以外では、とある学術集会で講演をする機会をいただいたときに、参加者の方が「感動しました」と声をかけてくれたこと、学会長が「話をしてもらえて本当に良かった」と声をかけにきてくれたこと、紆余曲折ありましたが報われた気がしました。

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Q6. あなたが人生で最も怒った記憶について教えてください
あまり怒りの感情を記憶に留めないようにしています。

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Q7. あなたの人生が変わったと感じる経験について教えてください
長年慣れ親しんだ愛着のある職場を離れて、新しい職場で新しいチャレンジをしたことです。結論から言えば、そのチャレンジは成功しなかったので挫折とも言えるかもしれません。

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しかし、その選択がなければ今の自分もないですし、多くのことを学ぶ機会になったことは事実です。
選択した人生、しなかった人生、どちらが良かったのかは今は分かりませんが、今の人生を良かったと思えるように今を生きていきたいと思っています。

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Q8. あなたの生活のルーティンを教えてください
家事、仕事、育児、家事、仕事、育児の繰り返しです。
隙間時間で撮影に行きます。
隙間時間が作れない時は睡眠時間を削ります。
ルーティンといえば朝夜にコーヒーを飲むことぐらいです。

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Q9. あなたに影響を与えた人物について教えてください
妻です。景色がくすんで見えるぐらい心が荒んでいたときに、色彩を取り戻してくれた人です。
妻がいなければ今のように写真を撮ったりすることもなかったでしょう。

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Q10. あなたに影響を与えた本について教えてください
鈴木光司「仄暗い水の底から」に収録されている短編「海に沈む森」です。ホラー?と思われるかもしれませんが、ホラーではありません。
この短編の中で、父親が届くかどうかもわからない息子に宛てた手紙の一節、「たとえ出口なしとわかっても、ばくぜんとした出口を求め、進まなければならないときがある」、この言葉は様々な岐路に立つたびに思い起こされ、選択してきたように思います。

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