写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈Nikon Z8〉を愛用するハルさんが登場。
京都や奈良を拠点に撮影を楽しむハルさんが語るのは、一台のカメラと出会ったことで広がった写真の可能性と、新たなジャンルへの挑戦。そして、カメラの性能が写真にどんな影響を与えるかというリアルな実感です。

Photo by ハル
〈Nikon Z8〉基本情報
〈Nikon Z8〉は、4571万画素のフルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラ。Z9と同等の画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載し、高速連写や高精度な被写体検出AFを実現しています。ボディサイズはZ9よりもコンパクトで、プロ機にも匹敵する性能を持ちながら携行性にも優れるモデルです。
愛車から始まった写真の旅
はじめまして、ハルと申します。写真を始めたのは、車を買い替えたことがきっかけでした。愛車を「かっこよく、綺麗に」撮りたいという想いから、Z fcを購入し、手探りでシャッターを切っていました。

Photo by ハル
気づけば風景写真にも惹かれ、独学で撮影を楽しむように。〈Z6〉を手にしてからは奈良公園で鹿を撮影したりと、愛車の写真より動物や自然を追いかける時間が増えていきました。
Z8との出会いで一気に広がる表現
〈Z6〉でも満足していましたが、動物撮影のAF性能に限界を感じていた頃、〈Z8〉の発表が。即予約し、手元に来たその日から撮影の世界が一変しました。

Photo by ハル
最初はボタンの多さや機能の豊富さに戸惑いましたが、使い込むうちに設定変更がスムーズになり、どんな瞬間にも即応できるように。AFの精度と速度は圧倒的で、「歩留まりが倍以上に感じられる」ほど。〈Z8〉は、撮影をもっと楽しくしてくれるカメラです。
野鳥撮影への挑戦と高画素の恩恵
〈Z8〉を使っていると、新しいジャンルにも挑戦したくなります。〈NIKKOR Z 180-600mm〉の登場で、野鳥撮影の世界に足を踏み入れました。

Photo by ハル
初心者でも〈Z8〉のAFに助けられ、次第に鳥の表情まで捉えられるように。4,500万画素という高画素センサーは、APS-Cクロップしても2000万画素が残るため、600mmレンズが実質900mmになるような使い勝手。1台でフルサイズとAPS-Cの両方をカバーでき、撮影の幅が一気に広がりました。
すべての瞬間に即応できる力
ジャンルを超えて撮影する中で特に重宝しているのが、設定モードの登録機能です。動物、風景、野鳥、それぞれの設定を記憶させておけば、ワンタッチで瞬間的に切り替えられる。

Photo by ハル
被写体に集中できるからこそ、より感情のある表情や、心動かされる瞬間に向き合えるようになりました。
不満も含めて「好き」と言えるカメラ
〈Z8〉にももちろん弱点はあります。AFは完璧ではなく、背景に引っ張られることも。プロキャプチャーモードがJPEGのみなのも少し残念。できればRAWで使えたらと思います。そして、何より「重い」—もう少し軽量なら日常でもっと気軽に使えるのに、という想いは常にあります。

Photo by ハル
ですが、それも含めて「このカメラが好き」と言えるのは、〈Z8〉が写真体験をここまで変えてくれたから。ジャンルを飛び越えて写真の楽しさを教えてくれる一台。これからも、きっと色んな景色を〈Z8〉と共に切り取っていくことでしょう。

ハル
cizucu認定クリエイター
風景写真や野鳥、動物写真をメインで撮影しています。動物たちのふとした瞬間の表情を撮るのが大好きです。
cizucu:ハル
Instagram:@hal__photo
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