写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回の連載では、〈PENTAX K-1 Mark II〉を愛用するつばさ製作所さんが登場。
2024年の年末に、1年間の写真作品を振り返りながら、都市の変化や技術の進化を実感しました。同じ被写体でも再現像やレタッチによって新たな表情が引き出される喜びは、写真を趣味にしている方なら共感できることでしょう。去年得た気づきを踏まえて、日々進化している新たな写真活動について、私自身の目線で語ります。
〈PENTAX K-1 Mark II〉基本情報
有効約3,640万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載し、アクセラレーターユニットとPRIME IV画像処理エンジンの組み合わせにより、最高ISO 819200の高感度撮影を実現しています。
また、Pixel Shift Resolution System IIを搭載し、手持ち撮影でも高精細な画像を得ることが可能です。5軸手ブレ補正機構「SR II」により、さまざまなシーンで安定した撮影が可能です。さらに、明るく広い視野を提供する光学ファインダーや、フレキシブルチルト式液晶モニターなど、撮影者の利便性を高める機能も備えています。
変わり続けた一年間
2024年の年末に、1年間に撮った作品を見直すと、この期間で大きく変化した都市風景もあった。2024年後半から作品の色味を大きく変えたため、再度現像とレタッチを行い、作品がどのように変わるかも試してみた。今回は2024年の振り返りでの気づきを紹介したい。

Photo by つばさ製作所
都市は変化し続けている
東京都内での再開発計画は複数の箇所で行われており、タワークレーンの姿が常に目に入ってくる。作品を振り返ると消滅した建物、完成した建物などの記録が残っており、写真の「歴史を記録する媒体」としての重要性と価値を再認識できた。

Photo by つばさ製作所
色味の変化
〈PENTAX〉のカスタムイメージ「里び」をベースに独自のパラメータ調整を施し、現在の色味に落ち着いている。彩度を大きく落としているが特徴の1つ。

Photo by つばさ製作所
なぜか鮮やかな色味にしっくりこなくなってしまった。時が経てば好みの色味はまた変わるようにも感じる。
消去技術の進化
再度レタッチしたときに気づいたのが、AIでの消去技術がこの1年でも大きく進化していることだった。

Photo by つばさ製作所
以前は、補完される画像がスタンプツールを使ったような繰り返しのパターンになり、違和感を覚えることもあった。最新版では石畳や壁のタイルなど、模様がつながっていないと不自然に感じるものも見事に補完し、「あんしんして消せる」と感じた。
ノイズ除去技術の進化
こちらもAI技術(機械学習だろう)で、従来のノイズ除去とはレベルが全く異なっていることに気づかされる。これまでボツ作品としていたものが復活できるレベルだと感じさせる。未来の技術に期待し、RAWデータは残しておきたいものだ。

Photo by つばさ製作所

つばさ製作所
cizucu認定ライター
東京の都市風景を追いかけています
cizucu:つばさ製作所

