はじめに
『How are you doing?』は、cizucuが主宰する、cizucuに登録するクリエイターであれば誰でも応募できるグローバルなオンラインフォトコンテスト。応募作品の中から優れた作品をキュレーションし、プラットフォームとしての新たな才能の発掘、そして、コミュニティとしての支援を目的としています。
今回のテーマは、「親しい人を想ったお便り」でした。
昨今SNSによるコミューニケーションが広がったことで、手紙というのは時間がかかって面倒だと、生活に不必要な存在として扱われるようになってしまいました。ですが、誰かを想って、自分の時間や手間を費やす、その過程そのものが一番大切で、失われてはいけないものだったはずです。
そこで、今回はcizucuなりのアプローチとして、心安くなるような誰かを想い浮かべながら、伝えたいメッセージを、写真で表現していただきました。
それでは、応募作品と受賞作品をご紹介いたします。
応募作品紹介

Photo by Siili
Siili
背中があの頃より、何倍も大きくなった思春期のあなたへ
📷 CANON EOS Kiss X5
cizucu編集部
写真も素晴らしいですし、キャプションもグッとくるものがあります。この子が積み木を積むように、毎日、多くの体験から様々な経験を積むのでしょうか。どの様に積めば崩れないのか、試行錯誤を繰り返し、時には高く積んだものが無かったことの様に崩れることがあるかもしれません。その度にうなだれ、また顔をあげて、上を見ながら木を積んでいくのでしょう。そう思わせてくれる雄々しく頼もしい背中は、この写真の未来への期待感を生み出しています。

Photo by Yosuke0312
Yosuke0312
50年後の私達に
📷 NIKON CORPORATION NIKON D750
cizucu編集部
春先というのはこういった光景を見れるので良いですよね。お日様の下、年に数日しか咲かない花を同じ高さで見ながら、たわいもない事やお互いの近況などを話すなんて、あまりに贅沢な時間だと、この写真が気づかせてくれました。

Photo by tamu1500
tamu1500
📷 NIKON CORPORATION NIKON D750
cizucu編集部
降り注ぐ日差し、チューリップ畑、青々とした木々、横並びで座れるベンチ、親しげな大人と子供。構図の良さが、あたたかな時間を過ごしたであろう2人のストーリーを組み立て、後に余韻を残してくれる様な一枚です。

Photo by Soichi Nishigaki
Soichi Nishigaki
「母からの手紙」
cizucu編集部
こういう写真は言葉がいらずとも良いですよね。普段は実感だけ得て、写真を撮るに至らず、通り過ぎてしまいそうな些細な出来事ですが、こういった出来事を、ありふれた事と思わず、写真として残そうとシャッターを切る、そのまなざしが素晴らしいと思いました。
受賞作品

Photo by mumei ksm
mumei ksm
📷 FUJI PHOTO FILM CO., LTD. SP-2000
cizucu編集部
フィルムで撮られたおばあちゃん。引いた構図で、周りの家具や食器を入れることで、毎日の生活模様を想像させられ、フィルムらしい湿度が、おばあちゃんの輪郭をジワッと浮き上がらせてくれるように感じました。馴染みはないですが、なぜか不思議と親近感を持たずにはいられません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
誰かに宛てる手紙、と捉えてみると、同じ写真だとしてもこめる思いが、こもる感情が違うのではないでしょうか。少し腰を据えて写真と対峙することで新たな視点を獲得できることでしょう。
それでは次のフォトコンテストでお会いしましょう。


