ハッブル宇宙望遠鏡は、NASAが1990年に打ち上げた宇宙望遠鏡です。地球からは見ることのできない遠くの宇宙の星や銀河を観測するために使われています。この34年間にわたり、ハッブル宇宙望遠鏡は数々の驚くべき画像を撮影し、宇宙の神秘を解き明かす重要な役割を果たしてきました。
カメラとしてのハッブル
ハッブルは、非常に高性能なカメラとレンズで宇宙の奥深くにある天体をクリアに捉えます。ハッブルのカメラは、通常のカメラよりもはるかに高い解像度を持ち、細かいディテールを捉えることが可能です。
ハッブルには、「ジャイロスコープ」と呼ばれる装置が搭載されています。これは、望遠鏡が宇宙空間で正確に方向を維持する作用を持ちます。カメラで言えば三脚のような役割を果たし、暗い宇宙空間の中で、ブレのないシャープな画像を撮影するために不可欠です。しかし最近、このジャイロスコープの故障が相次いでおり、ハッブルの運用に大きな影響を及ぼしています。

© NASA | ESA/Hubble & NASA、D. Calzetti と LEGUS チーム、R. Chandar
負担を減らすため、1ジャイロモードへの移行
ジャイロスコープはとうとう残り一つになってしまい、NASAは「1ジャイロモード」の運用に舵を切りました。このモードは、新しい天体に向かう時間がかかる一方で、望遠鏡自体の運用期間を延ばすことができます。
ハッブル自体の高度を下げて、初期の高度600キロメートルに戻す計画もありましたが、高度を下げる過程にリスクが高いとされ見送られました。NASAは現在の「1ジャイロモード」での運用を続けるとのことです。

© NASA | ハッブル宇宙望遠鏡が、不規則銀河 ESO 245-5 の大部分を捉えた画像。
ハッブルは、今もなお素晴らしい写真の撮影と科学的な発見を続けています。最近では「LED 6430銀河」を捉えました。新しいジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が登場しても、ハッブルは依然として重要な役割を果たしています。NASAは、ハッブルを今後もできるだけ長く運用する予定です。
いかがでしょうか。
ハッブルが観測する宇宙の写真を通して、私たちの世界は広がり続けています。これからもハッブルの活躍を長く見守りたいですね。
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