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飛行機の窓からの景色はいつも、特別な感動を与えてくれます。そんな空の旅をさらに記憶に残るものにするための写真撮影のコツを、簡単にご紹介します。
席の選び方にこだわりを
意外と知られていないかもしれませんが、飛行機からの写真撮影において、最も大切なのが席選びです。フライトの時間や飛行する方向によって、光の当たり方や景色が大きく変わってきます。
たとえば、北半球では南向きのフライトは、右側の席に座ることをおすすめします。北半球で南へ飛ぶ際太陽は南にあるため、右側の席からは眩しさを避けつつ、日中でも比較的柔らかい光で照らされた景色を楽しめます。左側の席は太陽光が直接当たりやすいです。

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また日光が直接当たらずに済むよう翼の影響を避けたい場合は、翼よりも前方か後方の席がおすすめです。
カメラの設定を見直してみましょう
窓ガラス越しの撮影には、カメラの設定がカギとなります。飛行機特有の振動を考慮し、ISOは低めに設定し、シャッタースピードを速くすることで、ぶれを防ぐことができます。少なくとも1/1000秒以上のシャッタースピードをお勧めします。また窓にレンズを密着させて反射を最小限に抑えるテクニックも有効です

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撮影するタイミングを見極める
離陸や着陸時の地上の風景だけでなく、高度を上げた後に見える雲や遠方の風景も見逃すことはできません。飛行中は、窓の外の変化をじっくり観察し、カメラを手元に準備しておくとよいでしょう。予想外の美しい瞬間に出会える可能性があります。

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リサーチと準備を行い、フライト中は周囲の環境に常に注意を払うことで、特別な写真を残すチャンスが広がります。飛行機の窓から見える一瞬一瞬の景色の美しさカメラを通して再発見しましょう。記録に留めた景色は、後から見返すと特別な記憶に残るでしょう。
飛行中に窓の外を注意深く観察し続けカメラを準備しておくことが、思いがけない美しい瞬間を捉えるための重要なポイントです。

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これらのヒントを活用して、次の飛行機の旅で是非カメラを手に撮影に挑戦してみてください。窓の外に広がる美しい景色を自分の目で捉え、写真として残すことで、旅の記憶がより鮮明に、より特別なものになるはずです。