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By cizucu ·

Cover photo by 侑奈
写真は「記録」だとよく言われますが、それは単に事実を残すということではありません。私たちは多くのことを忘れながら生きていて、だからこそ写真には意味があります。
今回は、写真がどのように“忘却”と関わり、私たちの記憶に静かに寄り添ってくれるのかを探ります。

Photo by MASUMI NAKAMURA
写真を見ることで、忘れていた匂いや空気感、気持ちがふいに蘇ることがあります。写真は過去の断片を視覚化するだけでなく、「心で覚えていたこと」を再起動する役割を果たします。それは、日記よりも感覚に近い記憶の記録方法です。

Photo by ゆっこー
大切な日も、なんでもない時間も、人はすぐに忘れてしまいます。けれど写真は、その「忘れる運命」に抗うように、一瞬を留めてくれます。シャッターを切るという行為そのものが、“忘れたくない”という静かな願いの表れでもあるのです。

Photo by TEN
過去に撮った写真を久しぶりに見返すと、「こんなの撮ってたんだ」と驚くことがあります。それは、自分がかつて何を大切にしていたのかを思い出す手がかり。写真は、“忘れていた自分”と再会する手段にもなり得ます。

Photo by kitokazetooto