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2024.05.08

GRシリーズと肩を並べるかもしれない「Rollei 35 AF」 | Release #148

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cover image by Yusei

1967年の登場以来、世界最小の35mmフルサイズフィルムカメラとして知られる「ローライ35」は、目測でのピント合わせが必要ながらも、バウハウスの伝統を受け継ぐドイツの精密な工芸品です。その高いクオリティは、長年にわたりクリエイターから高い評価を受けています。今日でも状態の良いものは約10万円で取引されることもあるほどです。

時代の名機が半世紀ぶりに再登場するというニュースを、待ち望んでいた方も多いでしょう。なぜ「Rollei 35 AF」にこれほどの注目が集まっているのか、考察していきます。

現代のニーズに沿ったマルチなカメラ

「Rollei 35 AF」の最大の特徴は、その高性能なオートフォーカスシステムです。このシステムは、遠近感を感じ取るLiDARセンサーと連動しており、被写体との距離を瞬時に計測してピントを自動で合わせます。これにより、被写体が動いていても鮮明な画像を容易に捉えることができるため、アクティブなシーンの撮影にも最適です。また、この技術は特に写真初心者や忙しいシーンで迅速に撮影したいプロフェッショナルにとって、非常に有効です。

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© Rollei35AF

優れたインターフェイスの直感性

カメラの使いやすさは、そのインターフェイスに大きく依存します。「Rollei 35 AF」は、直感的なタッチスクリーンとユーザーフレンドリーなメニュー構造を採用しています。主要な撮影モードや設定は、画面上で簡単に選択でき、初心者でもプロ並みの撮影が可能です。このような設計は、技術的な知識が少ないユーザーも、カメラの全機能を最大限に活用できる工夫がなされています。

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© Rollei35AF

感性を刺激するヴィンテージデザイン

「Rollei 35 AF」は、クラシックカメラの魅力を現代に再現しています。このカメラは、1960年代の人気モデル「ローライ35」にインスピレーションを得たデザインで、レトロな外観と最先端の技術が組み合わさっています。アルミニウム製のボディ、レザーのアクセント、そして手動調整が可能なダイヤルなど、細部のこだわりが感じられる設計です。この外観は、カメラをファッションの一部として楽しむ若い世代にとっても魅力的です。

「Rollei 35 AF」は、プロから初心者まで、写真に対する情熱を再燃させ、日常にアートを加えるエッセンスとなるでしょう。円安で少し高価になってしまうのが痛いところですが、リリースがとても楽しみです。