MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE

Cover photo by Choi Hyeji
写真を愛するクリエイターたちが語る、カメラとそのストーリー。「愛機」という存在には、それぞれの人生観や価値観が映し出されます。今回は、私が愛用する〈RICOH GR IIIx HDF〉についてお話しします。
いつもの道や家の中で、ふと足を止めたくなる瞬間があります。遊び場を駆け回る子どもたち、季節とともに咲いた花、ゆったりと過ごす愛犬。私にとって〈RICOH GR IIIx HDF〉は、そんな平凡でありながら特別な日々を、気負わず残すためのカメラです。
〈RICOH GR IIIx HDF〉は、〈RICOH GR IIIx〉をベースに、ハイライト部を拡散してやわらかな写真表現を楽しめるHDF(Highlight Diffusion Filter)を内蔵したコンパクトデジタルカメラです。高画質、速写性、携帯性というGRシリーズの特徴を受け継ぎながら、ワンタッチでHDFを切り替えられます。
平凡な日常の中で、時折、足を止めさせる特別な瞬間に出会います。そんな場面をカメラに収めると、いつもの一日が少しだけ特別に感じられます。
〈RICOH GR IIIx HDF〉は、小さく軽いため、どこへでも気軽に持ち歩けます。写真を撮る予定がない日にも、自然とバッグの中へ。視線が留まる場面を見つけたら、ためらわずに取り出し、シャッターを切ります。

Photo by Choi Hyeji

Photo by Choi Hyeji
この軽やかさがあるからこそ、「撮りに行く」と構えなくても、日々の小さな変化に反応できます。カメラを持つことが特別な予定ではなく、暮らしの一部になっていくのです。
私がとりわけ気に入っているのは、HDFをオンにしたときの雰囲気です。光がやわらかくにじみ、写真に穏やかな質感が加わります。

Photo by Choi Hyeji
目の前の場面をくっきり正確に記録するというより、その日の光や空気、シャッターを切った瞬間の気持ちまで一緒に写るように感じます。HDFのやわらかな描写は、何気ない風景の中にあった感情を、そっとすくい上げてくれます。

Photo by Choi Hyeji
私の写真に、大きな事件は登場しません。いつも歩く近所や家、長い時間をともに過ごす愛犬、季節ごとに少しずつ変わる風景があります。誰かにとっては平凡に見える場面も、私にとっては、日常の中でふと視線が留まった大切な瞬間です。

Photo by Choi Hyeji
〈RICOH GR IIIx HDF〉を使うようになってから、「良い写真をつくらなければ」という思いよりも、今、目の前にある場面をただ残しておきたいという気持ちでシャッターを切るようになりました。

Photo by Choi Hyeji
そうして一枚ずつ集まった写真は、やがて自分が過ごしてきた時間のかけらになります。平凡でありながら特別な一日を、できるだけ長く残しておく。その静かな願いに寄り添う〈RICOH GR IIIx HDF〉は、私の暮らしに自然と溶け込む愛機です。

최혜지(Choi Hyeji)
〈RICOH GR IIIx HDF〉とともに、近所の風景や季節の花、愛犬など、平凡な日常の中で心が留まった瞬間を記録しています。
cizucu:최혜지

120 マガジン
愛機との出会いや思い出、忘れられないエピソードをクリエイターが自由に綴る連載企画。愛機を選んだ理由や使い続ける魅力など、カメラ好きなら思わず共感する物語をお届けします。