Sosok membelakangi kamera memainkan gitar akustik di dekat jendela

人のことを思い出すとき、まず浮かぶのはその人の形だ。つるんと滑るおでこから尖った鼻先、瞼のふるえ、光に透ける髪の色。ずっと覚えているのは、そういった瞬間に感動と尊敬を抱いたからだ。 写真に映るのは一つ歳の離れた妹。兄妹、というよりも分身というほうがよっぽどしっくりくる。この世で最も近い存在だからこそ何も分からないと感じることがある。たまたま被った帰省のタイミング。リビングで母のアコースティック・ギターをつまびく後ろ姿を収めたこの写真だけは、窓の向こうからその瞬間を眺めているような気持ちを抱く。そして初めて、妹の輪郭をちゃんと見ることができたと思った。