

ずっと、この街から出て行きたいと思っていました。 冬になれば雪に埋もれ、どこを見ても白ばかりで、何もない街だと思っていました。 けれど離れてみると、ふと思い出すのは決まって冬の景色でした。 吐く息が白くなる帰り道や、音を吸い込んだような雪の夜。 当たり前だと思っていた風景は、離れた場所では二度と同じように見ることができません。 嫌いだったはずの街なのに、思い出の中ではどこかやさしくて、あたたかい。 この写真は、そんな少し複雑な「すき」の形です。
ずっと、この街から出て行きたいと思っていました。 冬になれば雪に埋もれ、どこを見ても白ばかりで、何もない街だと思っていました。 けれど離れてみると、ふと思い出すのは決まって冬の景色でした。 吐く息が白くなる帰り道や、音を吸い込んだような雪の夜。 当たり前だと思っていた風景は、離れた場所では二度と同じように見ることができません。 嫌いだったはずの街なのに、思い出の中ではどこかやさしくて、あたたかい。 この写真は、そんな少し複雑な「すき」の形です。