weiße Bürste auf einem Zip-Beutel mit Blättern und Werkzeugen

タイトル:人間の一瞬のイメージはどう表れるか?―スキャナ・フォトグラムにおける、カメラの瞬間と人間の持続の差異についての実験 このイメージは、「一瞬」とは目に見えないものかもしれません。ある日、私は、フォトグラムという技法を練習しようと暗室を予約したのですが、前日にお酒を飲みすぎて二日酔いになり、予約時間までに暗室へたどり着くことすら難しい状態でした。フォトグラムには、印画するための「モノ」が必要で、取り急ぎそこで、思いつきの「一瞬」で(おそらく5分ほど)家のキッチンから手当たり次第に集めたものを、持って暗室に向かいました。その後、集めていたものたちをスキャンしたのが、この作品です。 *暗室で行うフォトグラムは、カメラやレンズを使わず、印画紙の上に直接物体を置いて感光させることで、その形や影を写真として定着させる技法です。その上、カメラもレンズも使わないという点で、スキャナは現代版のフォトグラム装置と呼べるのかもしれないと思いました。「フォトグラム」となづいているだけに、これは「写真」と呼んでも大丈夫だろう、と思いました。 デジタルカメラにおける「一瞬」は、たとえばシャッタースピード1/4000秒の世界であり、それは人間の知覚をはるかに超えた領域で、私たちに新しいイメージを提示している気がします。一方で、この「5分」という時間も、実生活においては一種の「一瞬」と捉えられるのではないでしょうか。僕はこの日の朝の記憶がありません。親が子供を試着して幼稚園に送るような、そんなバタバタする朝の一瞬に近いイメージでしょうか。これは、そんな「一瞬」に対する思考実験を兼ねた一枚の写真です。